エイブラハム・リンカーンといえば、奴隷解放やゲティスバーグ演説で有名ですよね。
でも、歴史書ではあまり触れられない、ちょっと意外で面白い一面もあるんです。
今回はそんなリンカーンの驚きエピソードを紹介します!
リンカーンの面白いエピソード
①わずか3セントの誠実さ
リンカーンがまだ20歳ごろ、商店で働いていた時のこと。
ある日、売上を確認するとお客さんから3セント(約5円)多く受け取っていたことに気づきました。
普通なら見過ごしていまいそうな額ですが、リンカーンはわざわざ1時間かけて
女性の家まで返しに行ったのです。
そして驚いた女性はこう言いました。
「この誠実さは、きっとあなたの人生に役立つでしょう」
金額ではなく、正直であることを大切にした若きリンカーン。
この誠実さこそが、彼の原点だったのかもしれません。
②実は無敵のレスラーだった!
大統領になる前、リンカーンはなんと地元で有名なレスラーでした。
記録によると、300試合以上戦い、負けはわずか1回。
193cmの長身から繰り出される技にかなう者は少なく、
「無敗のチャンピオン」と呼ばれていたそうです。
強さと人柄を兼ね備えたその姿は、多くの人に信頼され、
政治家としての道を歩むきっかけにもなりました。
③少女の一言が歴史を変えた「ひげの大統領」
大統領選挙の前、リンカーンのもとに1通の手紙が届きます。
送り主は、わずか11歳の少女。
「お顔がやせて見えるので、ひげを生やした方が立派に見えます」
この助言を受けて、リンカーンは実際にひげを伸ばしたのです。
すると、その姿が人々に信頼感を与え、見事選挙に勝利。
こうしてリンカーンはアメリカ史上初の“ひげをたくわえた大統領”となりました。
少女の何気ない一言が歴史を変えた瞬間でした。
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④「人民の人民による人民のための政治」の意外な由来
あの有名なゲティスバーグ演説の一説ーー
「人民の、人民による、人民のための政治」
実はこの言葉、リンカーンのオリジナルではなかったんです。
ももとは14世紀の宗教家ジョン・ウィクリフが聖書に記した言葉が由来。
それを牧師や政治家たちが広め、リンカーンが演説に引用したと言われています。
たった2分の演説ながら、今も世界中で語り継がれるのは
言葉に込められた普遍的な力があったからこそですね。
⑤靴を自分で磨く大統領
ある日、秘書がリンカーン大統領を靴磨きしているところを見かけ、
驚いてこう言ったそう。
「大統領ともあろう方が靴を磨く必要があるのですか?」
しかしリンカーンは微笑みながらこう答えました。
「靴磨きが恥ずかしいのではありません。気にすることの方が恥ずかしい。
大統領も国民のために働く一人の公僕にすぎません」
どんな立場になっても謙虚でいたいという信念。
それが多くの人々に愛された理由だったのでしょう。
リンカーンの面白いエピソードまとめ
今回は、あまり知られていないリンカーンの面白いエピソードを紹介しました。
若き日の誠実さ、強さ、ユーモア、そして謙虚さ。
彼の魅力は“政治家としての功績”だけでなく、人としての生き方にもありました。
奴隷解放宣言という偉業を残しながらも、常に正直で優しい人間であろうとした
リンカーン。
彼の言葉や行動は、今もなお私たちの心に生き続けています。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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