てるてる坊主てる坊主明日天気にしておくれ~♬
子供の頃、この歌を口にしながら、雨を止むのを願い、
飾った方も多いのではないでしょうか。
僕も、みなさんと同じで、てるてる坊主を飾った記憶がおぼろげながらあります。
そんなてるてる坊主ですが、てるてる坊主という名前を皆さんはよくご存知でも、
そもそもなぜてるてる坊主を飾るようになったのかご存知でない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はてるてる坊主の由来や海外ではてるてる坊主に代わるものはあるのかについて、
紹介したいとも思います。
最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
てるてる坊主の由来とはいったいなんなのか?
みなさんおなじみであるてるてる坊主。顔が書かれているので非常に可愛らしいですよね。
ではその由来とはいったいなんでしょうか。
その答えは、中国の掃晴娘(そうせいじょう)を由来としているんですね。
初めて聞く方も多いかもしれません。僕も調べるまでは全然意味がわかりませんでした。
掃晴娘とは、ほうきを手に持った女性の人形のことをいい、ほうきには昔から、
幸せや霊を引き寄せる効果があるとされており、そのような効果があることから、
晴れをもたらしてくれると言われていたんですね。
さらに中国では女性は霊力が強大であったことにちなみ、
名前に娘という漢字が使用されています。
こういうわけで、中国ではこれを木につるして雨がやむのを願っていたと言われているんだそう。
[adsense]日本に伝わったのはいつか?
てるてる坊主が中国から日本に伝わったのは、平安時代のころとされているのですが、
なぜか娘ではなく坊主に言い方が変わっていますよね。
ではいったいこれはなぜかと言いますと、日本では女性よりもお坊さんのほうが、
霊力が強大と信じられていたために、坊主と名前が変わってしまったというわけなんです。
さらに日本ではてるてる坊主をつるして、無事晴れとなったら、目と鼻を書き加えるほかに、
頭からお酒をぶっかけて、川に流して、霊界へと戻してあげるという風習を付け加わりました。
またかつて軒下ではなく、中国と同じ木につるしていたのですが、その木の名前が南天。
下記にある写真のようなお正月に飾られるあの丸くて赤い実のことです。
南天には、難を転ずるという非常に縁起が良い木で、家の鬼門に植えていました。
そういうわけでその縁起のいい南天につるしておけば、悪いものを追い払うことができると
考えられていたため、南天の木にてるてる坊主がつるされていたというわけなんですね。
ちなみにてるてる坊主はなぜてるてる坊主というのかですが、
漢字で書くと照る照る坊主と書き、もうおわかりのように、
晴れをもたらしてくれる感じがするので、てるてる坊主と言われるようになったんですね。
海外にはてるてる坊主にかわるものはあるのか?
上記ではてるてる坊主の由来について説明しましたが、海外では、てるてる坊主にかわるものは
あるのでしょうか。
しらべてみたところ、中国や日本以外にはてるてる坊主にかわるものはないようで、
逆に海外では、雨がやんでほしいではなく雨が降ってほしいというのが普通で、
神様や妖精に祈祷したりしているようです。
日本や中国以外にも割とあるものだと思っていましたが、
ないとは驚きですね。確かに水は生きていくうえで不可欠な存在ですから、雨ごいするのも
わかるような気がします。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回はてるてる坊主の由来や海外にはてるてる坊主に代わるものはあるのかについて
紹介しました。
まさかてるてる坊主が当初は娘だったというのは、思いもよらなかったという方も多いのではないでしょうか。また難を転ずることから南天の木に飾っていたというのも驚きでしたね。
近所に南天の木を植えている方がいたので、なんでだろうなと前から疑問に思っていたのですが、
今回調べてみて、南天のことがわかり、非常にすっきりしました!
僕と同じような方もこれを機にすっきりすることができたら幸いです!
それではまた!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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