こたつの上によく置いてあるイメージがあるみかん。
秋から冬にかけてみかんを食べる方も多いのではないでしょうか。
酸味がありながらも、程よく甘くておいしいですね。
僕もみかんは大好きでついついいっぱい食べちゃいます。
そんなみかんですが、よく見かけるにもかかわらず、みかんを漢字ではどうかくのか気になったことはないでしょうか。
そこで今回はみかんを漢字ではどう書くのかについて紹介したいと思います。
またみかんにまつわる豆知識も紹介しますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
みかんを漢字ではどう書くのか?
みなさんおなじみであるみかん。
ではそのみかんを漢字ではどう書くのでしょうか。
その答えは、蜜柑と書くんですね。
みかんはなんと今から3千万年前から存在していたと言われ、インドがその発祥地とされているんですね。その後中国やミャンマー、タイ等に広まり、
中国から日本に伝わります。
現在みかんといったら正式には中国の温州で柑橘の名産地であったことにちなみ、
温州(うんしゅう)みかんと言うのですが、
最初は違い温州ミカンよりも小さいキシュウミカンが主流だったんですね。
中国との貿易が盛んにおこなわれていた肥後国に中国浙江省から小ミカンが伝わり、高田(こうだ)みかんとして作られていたんです。やがてそれが紀州にも伝わったところ爆発的に発展したことからキシュウミカンと命名されたんですね。
一方ウンシュウミカンは江戸時代において種がないことから、武士の世において
縁起がよろしくないということであまり栽培されなかったんだそう。
ところが、明治を迎えて、武士の世が終わりをつげたことで、
種無しという縁起を気にする必要はなくなり、
かつ味もおいしいものだったことから、逆に魅力的なものとなり、
今度は温州ミカンが多く生産されるようになったんだとか。
ですので、このころより温州ミカンという名が定着していったんですね。
ちなみに、みかんは欧米ではsatsumaと言いますが、これは、
その名の通り鹿児島の旧名である薩摩から伝わったということで、
さつまになったんだとか。
これは初めて知る方も多いのではないでしょうか。
まさかsatsumaだとは夢にも思いませんでした!
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漢字の由来
蜜柑という漢字の由来ですが、室町時代にみかんは中国から伝わったとされているのですが、それ以前の日本にはすっぱい柑橘しかなく、甘いものがなかったんだとか。
そのためこのみかんはまるで蜜みたいに甘い柑橘類であったことから、
蜜柑という字になったんですね。
ちなみにみかんは当初はみかんではなくみっかんと呼ばれていたんだそう。
豆知識①:みかんをもむと甘くなるのは本当?
ここでみかんにまつわる豆知識を2つ紹介していきます。
みなさんはみかんを食べる前にしていたことはないでしょうか。
そういえば、みかんを食べる前に
もむと甘くなるって聞いたことあるから
揉んでいたかな!
このようにしていた方も多いのではないでしょうか。
では実際のところ、本当に甘くなるのでしょうか。
その答えは甘くなるんですね!
ではどうして甘くなるのかと言えば、みかんは衝撃が加わると、細胞にダメージを与えることとなり、ダメージを食らったみかんは、修復するために、
みかんのすっぱさの元であるクエン酸を使用するんです。これによって、
クエン酸の量が減り、すっぱさが減少するので、甘みが感じやすくなるというわけなんですね。
ちなみにみかんを投げても同様の効果があるので、みかんを食べる際に
ぜひ試してみてくださいね。ただあまり強くもんだり投げたりすると、
実がつぶれてしまい逆においしくなくなってしまうので、ほどほどが一番です。
豆知識②:みかんの皮の表面にあるぶつぶつの正体とは?
もう一つみかんにまつわる豆知識を紹介します。
みかんの表面をよく見てみると、たくさんぶつぶつしたものがありますよね。
あれの正体って何だと思いますか。
その答えは、油胞だったんです!
油胞ってなんのこっちゃ!と思う方も多いと思うので簡単に説明すると、
油が入っている細胞のことなんですね。よくみかんの皮を押すと、液が飛び散ることがありますが、あれは細胞が壊れて中にたまっている油が飛び出すからなんですね。
ちなみにその油はリモネンといい、油汚れを落とすのに重宝されているものなんです。シンクについた汚れや油性マジックで書いた落書きは中々とれないですが、
このあぶらが含まれているみかんの皮で磨いてやれば、あら不思議!
いとも簡単にぴかぴかになってしまうんです!
以上みかんにまつわる豆知識でした!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回はみかんを漢字ではどう書くのかについてと、
みかんにまつわる豆知識を紹介しました。
蜜柑を漢字で書くと画数が多いので、書くのが最初は難しいですが、
これを機に、覚えて書けるようになれば、すごいと思われることでしょう!
それではまた!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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