走れメロスを書いた人と言えば太宰治。
今や教科書にも載っているほど有名で、彼の作品は多くの人に愛されています。
彼の作品を読んでいなくても、作品の名前を知っている人は多いのではないでしょうか。
そんな太宰治ですが彼がのこした言葉には、僕たちが生きていくうえで、
非常にためになる言葉を数多く残しました。
そこで今回は太宰治の生きるヒントとなる名言を5選紹介したいと思います。
また太宰治にまつわる豆知識も紹介しますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
太宰治はどんな人だったのか。
本題に入る前に、まず太宰治について簡単に紹介したと思います。
太宰治は、1909年、青森県五所川原市で、大地主であった父津島源右衛門と母たねの六男
としてこの世に生を受けました。
学業の成績は優秀で、弘前高校を卒業後、東京大学フランス文学科に入学します。
そして、かねてから尊敬していた井伏鱒二の弟子となり、小説家を志すようになるんですね。
その後自殺未遂や薬物中毒をたびたび繰り返してしまうのですが、「走れメロス」や「人間失格」
ベストセラーとなった「斜陽」などの名作を作り上げます。
しかし、1948年6月13日、愛人とともに玉川上水で入水自殺を図り、
38歳の若さでこの世を去ってしまうんですね。
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太宰治の名言を5選紹介!
本題に入ります。
太宰治は何度も自殺を図ったりと、苦悩な人生をたどりましたが、
太宰治がのこした言葉には、僕たちが生きる現代にも通ずる言葉をのこしているので、
数多くの中から5選紹介します。それでは順にみていきましょう。
名言①一日一日を、たっぷりと生きていくより他は無い。明日のことを思うな明日は明日自ら思い煩わん。きょう一日をよろこび、努め、人には優しく暮らしたい。
まずこの言葉。
明日のことをくよくよ考えていても、あてにはならないのだから、
それよりも今生きている今日という日を大事に生きることが大切なんだということに
思い知らされます。
名言②生きていること。ああそれは何というやりきれない。息も絶え絶えの大事業であろうか。
続いてこの言葉。
人間は生きていくうえで、楽しいことはある反面、つらいこともあるのも事実。
つらいことがありながらも人間はそれにめげずに生きていられるので、実に人間ってすごいですね。
名言③人間は不幸のどん底に突き落とされ、転げまわり落ちながらも、いつかしら一縷の希望の糸を手探りで捜し当てて居るものだ。
続いてこの言葉。
幾度となくつらいことがおしよせても、人間はあきらめずに、何か目標となるものを持って、
生きていれば、きっといつの日か幸運が訪れることを信じて生きることが大切なんですね。
名言④人間365日何の心配もない日が、一日、いや半日あったら、それは仕合せな人間です。
続いてこの言葉。
人間は悩みを抱えながら生きていくもので、人によっては、悩みだらけで絶えず心配している人も中にはいることでしょう。その悩みを考えないときが少しでもあれば、そういう人たちと比べると幸せなんですね。自分よりもつらい人がいると思えば、自分の悩みはいかにちっぽけだということがわかり、頑張る気力がわいてきます。
名言⑤毎日毎日が奇跡である。いや、生活の全部が奇跡だ。
最後にこの言葉。
生きていることは奇跡の連続であって、もしかしたら、明日事故で死ぬかもしれないのに、
こうして毎日毎日無事に生きていられることに実に感謝したいですね。
命の大事さについてすごく考えらさせられます。
豆知識:ペンネームである太宰治の由来。
ここで太宰治にまつわる豆知識を紹介します。
太宰治は実はペンネームで、本名は津島修治というのですが、
太宰治のペンネームの由来はいったいどういったものなんでしょうか。
その答えは、万葉集ゆかりの歌い手と本名に由来しているんですね。
一体どういうことかと言いますと、太宰治は女優であった関千恵子のインタビューを受けた際、
名前の由来を語ったのですが、その内容というのが本名だと自分が小説を書いていることが、身内の人にばれてしまうので、ペンネームを友達に考えてもらったんだそう。
当初は柿本人麻呂の柿本を使用したらどうかとすすめられたのですが、柿本修治だとあまりぱっとしなかったため、酒の歌を詠んでいる太宰帥(だざいそち)の太宰を使ったらどうかと、
聞いたところ、太宰も酒が好きだから、それにしようということになりました。
また修治はどちらもおさめると読み、しつこいので、治という字だけを使うことになったんだそう。
以上太宰治にまつわる豆知識でした!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は太宰治の名言と太宰治にまつわる豆知識を紹介しました。
太宰治は若くして亡くなってしまったわけですが、亡くなるまでの間に数多くの名言や名作を
うみだしました。
今回紹介した名言が、読んでくださった皆様のお役に立てたなら幸いです。
太宰治の名言をみてみると、一見ネガティブな内容に見えますが、
生きていくうえですごく励まされ、ポジティブになれる感じがします。
このほかにもまだまだ名言はあるので、興味のある方は、ぜひともほかの素晴らしい名言も
読んでみることをおすすめします!
それではまた!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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