アメリカの首都といえばワシントン。
正確にはワシントンD.C.と言い、DCを略さずに言うと、
District of Columbia(コロンビア特別地区)といいます。
これは初代大統領ジョージ・ワシントンと
コロンブスの名にちなんで名づけられました。
そんなワシントンですが、ワシントンには桜のエピソードというものがありますが、あれ実は作り話だったのをみなさんご存知でしたか。
そこで今回はワシントンの桜のエピソードの真相について紹介したいと思います。
またワシントンにまつわる豆知識も紹介しますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
そもそもワシントンの桜の木のエピソードとは?
もしかすると、ワシントンの桜のエピソードをご存じでない方もいるかもしれませんので、本題に入る前に簡単に説明したいと思います。
このエピソードはワシントンがまだ幼い6歳の時のこと。
斧の切れ味がどれほどのものなのか、ワシントンは試してみたいがために、
自宅にあった桜をなんと切り倒してしまうんです。
ところがその桜は父親が大切に育てたもので、当然「桜の木を折ってしまった人物を知っているか?」と問われてしまいます。
ワシントンは悩みながらも、ごまかすことはできないと思い、
父に「僕が桜の木を切り倒しました」と正直に伝えるんですね。
すると、怒られると思いきや、まさかの息子が正直に話してくれたことに褒めたたえたというエピソードがあります。
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ワシントンが桜の木を折った話の真相とは!?
本題に入ります。
ワシントンが桜の木を折ったエピソードは上記で説明しましたが、
このエピソードが実は作り話だったという真相に迫っていきたいと思います。
どうして作り話だと言えるのか。それはワシントンが幼い時には、まだ
アメリカには桜の木が存在していなかったからなんですね。
この話が書かれたのはワシントンが亡くなってから19世紀はじめのこと。
メーソン・ロック・ウィームズが書いた
「ジョージ・ワシントンの生涯と記憶すべき行い」の
第5版に登場します。
この本は非常に読みやすく面白いということで多くの人に読まれ、人気がありました。
話の元はワシントンと親しかった女性から聞いたとそう言っていたらしいです。
ところが、作者を知る人たちによれば、
「偉人の栄誉になるならば、どんなことを書いても問題はない」と
言っていたことから、このエピソードはワシントンがいかに偉大な人物であったかをより思わせるために書いたものに過ぎないんいですね。
現在ワシントンでは桜の木が見れる!?
上記でワシントンが幼いころは、まだ桜の木はないと説明しましたが、
実はその後桜の木が東京から寄贈されていたんですね。
さかのぼること1910年。
ワシントンの桜のエピソードにちなんで、
日本とアメリカの有効関係をよりいっそう強いものにするということで、2000本もの桜の木が贈られたのですが、調べてみたところ、害虫が見つかったとのことで、
悲しいことに焼却処分されるはめに。
このことを日本に伝えると、関係者は落ち込んでしまいましたが、
それでも当時東京市長であった尾崎幸雄はめげずに桜の木を再度寄贈することを
決めるんですね。
そして1912年3月26日ワシントンに3020本の苗木が到着し、
同年3月27日に式典が行われて以来、毎年春には、桜祭りが開催されています。
その写真がこちら!
豆知識:ワシントンの口元が変なのはなぜ?
ここでワシントンにまつわる豆知識を紹介します。
みなさんはワシントンの肖像画を1度は見たことあると思いますが、
よくみてみると、何やら口元が変だというのを疑問に思ったことはないでしょうか。むっとした表情をしていますよね。
ではいったいなぜ口元がおかしいのかといえば、
実はワシントンは入れ歯だったからなんですね。
入れ歯!?
それでも口元は変える必要ないんじゃない?
このように思われた方も多いのではないでしょうか。
ワシントンは歯が悪く28歳という若さで、入れ歯を使用しており、
生涯で計4つの入れ歯を装着していたんですね。
3回目の入れ歯の時、カバの牙でつくった歯に上下をばねで結合させてできた入れ歯
を使用していたのですが、この入れ歯は、注意しないと口を開けた時、
ぽろんと口からでてしまうので、しっかりとかみしめ、
口を閉じる必要があったんです。
そのためワシントンはあのような表情をしているというわけなんですね。
ちなみに大統領になった頃には、歯が1本しか残っていなかったとか。
演説の時彼はどのように話していたのでしょうか。
このような状態なのできっと話ずらしそうだったということが目に浮かんできます。
以上ワシントンにまつわる豆知識でした!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はワシントンの桜の木のエピソードは作り話だったということについて
とワシントンにまつわる豆知識を紹介しました。
作り話だったとしても、この話を通して、正直に伝えることの大切さを
学ぶことができたのは非常にいいのではないかと思います。
ただ本では正直に伝えてないですが(笑)
それではまた!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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