惑星の中で最大の大きさを誇る木星。
その大きさたるや、地球のおおよそ11倍にあたる大きさで、もはやあまりにも大きくて
イメージがしにくいですね。
そんな木星ですが実は太陽になっていたかもしれないというのはご存知でしょうか?
今回はそのことについて解説していきたいと思います
木星は太陽と似ていた。
太陽系の中で一番大きなものは言うまでもなく、太陽です。
その大きさたるや、ぶっちぎりで、太陽系の中の全質量のおおよそ99.8%の割合と
なっています。
この驚異的な数字を見て太陽がどれほど大きいことがお分かりになるかと思います。
対する木星の大きさは約14万キロで、これは地球のおおよそ11倍にあたる大きさです、
質量に至っては地球のおおよそ318倍もあり、ほかの惑星の質量をすべて足しても、追いつきません。木星もかなり大きいことがわかります。
さらに体積は地球の1300倍。
木星はとてつもなく大きな巨大惑星ですが、それを構成してるのは、
意外や意外、最も軽い気体である水素とヘリウムのガスからなりたっているんですね。
とどのつまり、木星は岩石や氷で構成された核の周囲に水素やヘリウムのガスが群がって作られた
巨大ガス惑星と呼ぶことができます。そういうわけで、木星にはほかの惑星でみられる硬い地面がないんですね。
一方太陽ですが実は太陽もなんと驚くことなかれ水素とヘリウムのガスで構成されているんです。
木星と太陽をつくっている成分を見てみると、非常に似通っています。
なぜかといいますと、木星がどのように作られたのかといえば、太陽が生み出されるときに余分に余ったガスやチリでできているからなんですね。
[adsense]太陽にはなぜなれなかったのか。
太陽が完成したあと周りに濃厚なガスでできた円盤状のものがあり、これを「原始太陽系円盤」といいますが、太陽から近いところは温度が高く、それに打ち勝つのことのできた、岩石や金属のチリが
いっぱい残存するようになったのです。
ところが、太陽から離れたところは氷の粒も残存し、氷がちりの主な成分となっていきます。
そういうわけで木星は地球よりもかなり大きくなったといわれています。
大きくなった木星は重力も増大していくので太陽の周囲に残存していたガスを引き寄せてもっともっと大きなガス惑星になっていくところでした。
しかし、太陽の周囲に残っていたガスは熱核融合をひきおこすことができるほどのエネルギーはなく、さらに、一部はほかの惑星の材料となってしまったのでした。
こういう理由で、木星は太陽になることができなかったんですね。
そのおかげで、地球は存在することができました。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は木星は太陽になっていたかもしれないということについて解説しました。
木星がもし太陽になっていたら地球は存在してなかったのというの非常に驚きですね。
数々のいろんな奇跡があってこうして地球は誕生し、
数多くの生き物が存在できるということを強く思い知らされました。
昨今環境汚染が問題となっている地球。
奇跡の連続で生み出されたこの地球を、破壊しないように、なんとか知恵を振り絞って、
大事にしていきたいですね。
それではまた!
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