うだるような暑さがおわり、最近は涼しくなって秋がちらほらやってきてますね。
その証拠に夜になると、さまざまな虫がまるで音色を競うかのようにこぞって鳴らしています。
特にコオロギの鳴き声は聞いていて、とても心地がいいですね。
そんなコオロギですが、鳴き声はみなさん聞いたことあると思いますが、
そのコオロギの鳴き声には実はちゃんと意味があったのをご存知でしょうか。
そこで今回はコオロギの鳴き声にはどういった意味があるのかについて紹介したいと思います。
またコオロギにまつわる豆知識も紹介しますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
コオロギとはどういった虫なのか?
本題に入る前にコオロギはどういった虫なのか簡単に説明したいと思います。
コオロギは一般的に10ミリ~40ミリほどの大きさで、
コオロギ上科に属する昆虫です。漢字では蟋蟀や蛩などと書くんですね。
日本ではエンマコオロギやオカメコオロギ、ミツカドコオロギ、ツヅレサセコオロギなどが、
代表的な種類として挙げられます。
癒し目的で、コオロギを飼育することはもちろんのこと、食用や薬用としての利用、
あるいは家畜のえさなんかにも使用されているんですね。さらに中国では、闘蟋(ドウシー)
というコオロギ同士を戦わせるという、いわば相撲のようなものあるのですが、
これは子供の遊びではなく、大人の遊びである賭博色が強いものなんですね。
またコオロギの耳は普通に人間と同じように顔にあるかと思いきや、
なんと前足のすねの部分に耳があるんです!
まさか足の部分に耳があったとは驚きですね。
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コオロギの鳴き声にはちゃんと意味があった!
本題に入ります。みなさんおなじみであるコオロギ。コオロギは基本的にオスが鳴くのですが、
そのコオロギの鳴き声を聴いて心地いいなあ!と私たち人間は思ったりしますよね。中にはうるさいと思う方もいるかもしれません。
ところが、実はコオロギの世界では、ちゃんと意味があって鳴いていたんですね。
それではコオロギの鳴き声の種類を順に見ていきましょう。
コロコロコロ
まずコロコロコロですが、こちらはよび鳴きと言い、みなさんもよく聞く鳴き声かと思います。
遠いところまで響き渡るように鳴くのが特徴で、
メスに自分の居場所を知らせたり、
ここは俺の場所なんだということをほかのオスに知らせるという、いわばなわばりを示すために
このように鳴くんですね。
コロコロリー
続いてコロコロリーですが、こちらは口説き鳴きと呼ばれ、文字通り、オスがメスにプロポーズを
するときに鳴く声で、低く弱い声で鳴くんですね。
プロポーズをするのにもっと力強い声でなくのかと思いましたが、これは意外でしたね。
チ、チ、チ
最後にこの鳴き声ですが、こちらは脅し鳴きと言われ、なわばりの近くに、
他のオスが来たときに、こっちにくるな!というのを示すために短く力強い声でなくんですね。
ちなみにコオロギの中には鳴かないコオロギもいるそうで、鳴かない代わりにどうしているのかというと、自分がとまっている葉っぱや茎を揺らして、そのときに発生する振動によって、
周囲のコオロギに伝達しているんだとか。
全てコオロギは鳴くのかと思っていましたが、まさか鳴かないコオロギもいたとは、
実に奥が深いですね。
豆知識①無印良品でコオロギ〇〇〇〇が販売されている!?
ここでコオロギにまつわる豆知識を2つ紹介したいと思います。
コオロギは食用としても使用されると、上記で説明しましたが、日本でも実は、最近
コオロギを使った商品が販売されていたのをご存知でしょうか。
コオロギを使った商品!?
どんな味がするんだろう?
このように思った方も多いのではないでしょうか。僕もみなさんと同じように思いました。
ではどんな商品が販売されているのかと言いますと、ずばりコオロギ煎餅なんですね。
こちらがコオロギ煎餅です。
このコオロギ煎餅は無印良品で販売されており、なんでも将来訪れるかもしれない食糧難の対策として生み出されたもので、コオロギは意外にも鶏や豚よりもタンパク質がふんだんに含まれており、かつ環境にあまり負担をかけない生き物なので、非常に重宝されるかもしれないというわけなんですね。
ちなみにこのコオロギ煎餅の味はエビの味がするんだそう。
興味があるかたはぜひ食べてみることをおすすめします!
僕は虫嫌いなので、絶対に食べられませんが(笑)
豆知識:コオロギの鳴き声で気温が判明できる!?
ここでコオロギにまつわる豆知識を紹介したいと思います。
みなさんは温度を知りたいときに、温度計をみて、
現在の温度を知るのは言うまでもありませんが、実はコオロギの鳴き声によって、
気温が判明できるというのをご存知でしたでしょうか。
その方法とは、
①まず、15秒間に、コオロギが何回鳴くのかカウントする。
② ①の作業を数回行った平均値を出して、その出た数に8を足す。
③ ②で出た数に5をかけ最後に9で割ると、気温がでます。
例をだすと、コオロギが15秒の間に平均20回鳴いたとします。
そうなると(20+8)×5÷9で、これを計算すると、15,5555・・・となり、
つまり、15.5度なるわけですね。
コオロギは気温によって影響をうける変温動物であり、気温が低下すると、動きが鈍くなって、
鳴く回数が減少し、逆に気温が上がると、鳴く回数が増加するんですね。
以上コオロギにまつわる豆知識でした!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回はコオロギの鳴き声にはどんな意味があるのかについてと、
コオロギにまつわる豆知識を紹介しました。
まさかコオロギの鳴き声には、なわばりを示したり、メスに求愛をしていたとは驚きでしたね。
今回このことを調べて、今までは癒しとして聞いていましたが、今度は癒しとして聞くのはもちろんのこと、時には注意深く聞いて、この鳴き声は求愛しているな!とわかったうえで、
いろんな想像もしながら聞いてみるのも、面白いそうですね。
それではまた!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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