ショパンやベートーベーン、シューベルト、モーツァルト・・・
過去には偉大なピアニストや作曲家がいましたが、
その人たちが作曲した曲を今でも私たちは聞くことができますね。
それはなぜでしょうか?
そう、いうまでもなく楽譜があるから弾くことができますよね。
そんな楽譜ですが、そもそも起源はどんなものだったかご存知でしょうか?
今回は楽譜の起源について解説していきたいと思います。
楽譜が生まれる前はどうしていた?
音楽がいつ始まったかについては、あまりよくわかっていないですが、
文字や書物が誕生する前から声や簡単に作った楽器をつかって歌ったり演奏していたりしていたらしいです。しかしその頃は当たり前ですが、録音する機械や楽譜が存在してなかったために、
どういう歌や演奏をしていたかは定かではありません。
言葉を記録しておく文字ははるか昔からありましたが、音楽が記録に残されるようになったのは、
楽譜が誕生してからのことでした。
楽譜は歌詞に音の高低を書き加えたものがはじまりですが、今日のような、音の高低を視覚的には表示したものの登場は11世紀になってからのことです。
ではいったいそれ以前はどうやって曲を伝えていたのでしょうか?
答えは、誰かが歌ったのを聞いて、おぼえていくというものでした。
このころの修道院においては、礼拝の時に歌う歌を全部記憶しなければならなかったのです。
暦や時間によって異なるたくさんの曲を聴いて正確に覚えるにはかなりハードルが高く、
間違った状態で暗記してしまったり、時代とともに異なってしまうことが多々あったようです。
[adsense]楽譜の発明によって正確につたえられるように。
そこで上記で述べた問題を解消するために、イタリアの修道士グイード・ダレッツォという人が
1025年ごろに4本の横線の上に四角い記号を書いて、記号の位置によって音の高低、記号の形で音の形や音の長さを示してくれる現代の楽譜に近い「ネウマ譜」というものを生み出しました。
しかし、彼の発明は、はじめのころ、保守的な修道士たちの中で、受け入れられなかったのですが、
このころの音楽に多大なる貢献をしました。
楽譜はそれ以降改良がなされ、音の長さをはっきりとさせ、やがて今日で使われている五線譜が
誕生し、現在でもたくさんの人々に愛用されています。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は楽譜の起源について解説しました。
楽譜が生まれる前は聞いて覚えることしかできなかったのは、非常に効率が悪かったですね。
楽譜が発明されていなかったら、有名な音楽家たちの作品を演奏したり聞くことができなかったと思うと、楽譜が発明されて本当によかったです。
そして数々の名曲を作ってくれた音楽家たちに大感謝!
それではまた!
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