世界三大穀物に数えられるイネ。
イネからできるお米は我々人間の大切な食糧となっています。
餃子や明太子などを目の前にすると、ついついご飯も食べたくなってしまいますね。
そんなイネですが、お米はみなさんよく見慣れていると思いますが、
イネの花が咲いているのを見たことがある方はあまりいらっしゃらないのではないでしょうか。
そこで今回はイネの花に関して紹介していきたいと思います。
またイネにまつわる豆知識も紹介しますので最後まで読んでいただけたら嬉しいです。
稲にも花がちゃんと咲く!
お米はみなさんの身近にある存在ですが、イネとなっては、田んぼに植えてあるので、
比較的田舎のほうに行かないとなかなか見ることができないですね。
しかしイネもほかの植物と同様、花を咲かすんです!
その稲の花の画像と動画がこちら!
稲の花の色は白く、小さくてあまり見栄えはよくありませんが、しっかりと花が咲くことが、
お分かりになられたことかと思います。
ではどうしてイネの花をあまり見ることができないのでしょうか。
それはイネの花が咲く期間が極めて短いからなんですね。
花が咲く季節は梅雨明けしてうだるような暑さになった夏の昼頃で、
さらにその時間も1~2時間と、あまりにも短いんです。
なのでもしも、花が咲いているのを見かけることができたら、
非常にラッキー!
しかし本当に小さく、よーく見ないとわからないので注意が必要です。
[adsense]
イネの花が地味なのはなぜ?
イネの花の構造は花びらやがくが無く、その代わりとして「えい」と呼ばれる
殻のような部分があります。その中には、おしべが6本とめしべが1本あります。
そして、花はタンポポやあツツジなどに比べると格段に劣っています。
ではどうしてイネの花は地味なのでしょうか。
それはイネが風媒花だからなんですね。
タンポポやツツジなどといった植物は虫によって花粉を運んでもらう虫媒花であり、
美しい花びらやかぐわしい香りを放って虫をおびき寄せます。
一方、イネは風によって花粉を運んでもらう風媒花であり、虫を必要とせず、
風の力を利用して花粉を運んでもらうため、たとえぱっとしない花であっても、
問題ないというわけなんですね。
またイネはできるだけ風に花粉を運んでもらうよう、密集してたくさんのおしべを
むきだしにしています。
豆知識①:イネが植えてある田んぼの水を抜く理由とは?
ここでイネにまつわる豆知識を2つ紹介します。
イネはどろどろとした田んぼに植えてあるのをみなさんはよくご存じだと思いますが、
実は田んぼの水を抜く時があるんです!

そんなことしたら、ひからびて
枯れてしまうんじゃないの!?
このように思った方も多いのではないでしょうか。
安心してください、大丈夫なことであり、むしろ良いことなんです!
ではどうして田んぼの水を抜くのでしょうか。
それは、根っこを丈夫に育てるためだったんですね。
ずっと水につけたままだと、酸素がだんだんなくなってきて、根が朽ちてしまうので、
そうならないよう、水抜きをして、新鮮な酸素を取り込めるようにしています。
そうすることで根がしっかりと育ち、おいしいお米ができるというわけなんですね。
ちなみに、ずっと水抜きをしたままにすると当然枯れてしまうので、
田んぼでは5日ほど水抜きをするんだそう!
豆知識②稲妻という字にイネが使われているのはなぜ?
もう一つ豆知識を紹介します。
天候が悪くなると、ピカッっと一瞬稲妻が走ることがありますが、
漢字を見てみると、稲という字が含まれているのがわかります。
ではいったいなぜ稲という字が使われているのでしょうか。
その理由は雷の光はイネを実らせるとされていたからなんですね。
かつて雷はイネがたわわに実る夏の時期に多かったことから、
実りを豊かにしてくれるものとして大変ありがたい存在として感謝されていました。
一方つまのほうはというと、昔は男女関係なしに配偶者のことをつまとよんでいたことから、
稲と深い関係にある雷を「稲のつま」と呼ぶようになります。
やがて夫と妻という言葉が誕生して、稲妻へと変貌をとげました。
まさか稲妻がかつて感謝されるべき存在だったとは驚きですね。
いままでは稲妻をみるたび、大変怖いものとして、恐れていましたが、
このことを知って、稲妻に対するとらえ方が180度変わりました(笑)
以上イネにまつわる豆知識でした!
まとめ
今回はイネの花についてと、イネにまつわる豆知識を紹介しました。
イネの花が咲くと知って、驚かれた方も多いのではないでしょうか。
なおかつ咲いている時間が1~2時間だけとはさらに驚き桃の木山椒の木ですね(古い笑
あんなにちっぽけな花であっても、大事に一から育てて、やっとこさ
極めて貴重な花が咲いているのを見ることができたら、
喜びはとっても大きなものになることでしょう!ぜひ一度そういう経験をしてみたいものです。
あとそういえば、ポップコーンでおなじみのトウモロコシにもちゃんと花が咲くので、
興味のある方はよかったら検索してみくださいね。
それではまた!
最後まで読んでいただきありがとうございました
コメント