パン屋で必ずと言っていいほど見かける定番中の定番のクロワッサン。
口にほおばると、サクサクしていて、口の中にバターの香りが漂って、非常においしいですね。
比較的小さいので、何個も食べてしまうほどやみつきになります。
そんなクロワッサンですが、三日月形をしており、見た目もかわいらしいですが、
今回はクロワッサンが三日月形なのはなぜかについて解説していきます。
クロワッサンが三日月形なのはなぜ・・・?
クロワッサンはフランス語で三日月を意味しますが、
実はフランスで誕生したのではないんですね。それではどこで誕生したのかと言えば、
オーストリアのウィーンで誕生しました。
さかのぼること17世紀の終わりごろ。
オーストリアはオスマントルコと戦をくりひろげていました。
ある時ウィーンを占拠していたオスマントルコ軍は地下通路を作成し、
ウィーンを撃破しようとたくらみます。
しかしながら、ある日地下にあるパン屋さんで仕事をしていたウィーンのパン職人が、
トンネルを作っているような音がしたので、軍に報告しました。
そして彼の報告によって、無事オスマントルコを撃破することができたのです。
彼が報告してくれたおかげで、ウィーンはオスマントルコに勝利することができたので、
オーストリアの皇帝は大いに彼をにほめたたえました。
それに対して非常に喜んだ彼は、
オスマントルコの国旗にデザインされていた三日月形のパンを焼き、
それを食べることによって、オスマントルコに勝利することができたという意味合いを含んだ
クロワッサンを、生み出したのです。
その後クロワッサンはフランスに広まり、私たちが昨今たべるような
クロワッサンへと変貌を遂げます。
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クロワッサンには2つの形状がある
クロワッサンは一つだけの形状だけかと思いきや、実は2つの形があったんですね。
それはどの油脂をを使用するかによって形状が変わってくるのが一般的になっているとか。
1つは上記で述べた三日月形のクロワッサン。正式にはクロワッサン・ナチュールといい、
植物性油脂であるマーガリンを使用して作られます。
続いてもう一つはひし形の形状のクロワッサン。
こちらは正式にはクロワッサンオブールといい、動物性油脂であるバターを使用して作られます。
カフェやホテルなどにおいて、ひし形のクロワッサンがよく出されることがおおいですね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回はクロワッサンが三日月形なのはなぜかについて解説しました。
何気なく食べていたクロワッサンに、大切なメッセージがこめられていたとは、
びっくりしましたね。
クロワッサンのことを書いていたら、久々にクロワッサンがたべたくなってきました(笑)
日本のクロワッサンも充分においしいですが、本場のクロワッサンもぜひとも
食べてみたいですね。
それではまた!
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