春の季節になると、道端や公園などいったところに
咲いているものと言えばたんぽぽ。
鮮やかな黄色い花がさくので、かわいらしく、
見ていると心がほっこりしますね。
そんなたんぽぽですが、たんぽぽの綿毛ってどれくらい飛ぶのか
気になったことはないでしょうか。
そこで今回はたんぽぽの綿毛はどれくらい飛ぶのかについて紹介したいと思います。
またたんぽぽにまつわる豆知識も紹介しますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
たんぽぽが綿毛になるまで。
みなさんおなじみであるたんぽぽ。
そのたんぽぽはよく見ていても、いざ綿毛になるまでじっくりと
見ていない方も多いのではないでしょうか。
本題に入る前にたんぽぽが咲いてから、
綿毛になるまでにはどういったプロセスをたどるのか
紹介したいと思います。
①花が咲く
まず花が咲くのですが、たんぽぽは意外にも開花している時期が短く、
長く咲いたとしても1週間程度しか咲かないんですね。
朝になると、咲き夜になるとしぼむというスタンスを繰り返します。
②つぼみのような状態となる
花が咲き終わったあと、たんぽぽは花が咲く前のつぼみのような状態と
なるんですね。そして倒れこむように、茎が横たえるのですが、
これはエネルギーをできるだけ温存しているためなんだそう。
綿毛をつくる準備をする
つぼみのような状態となった後、たんぽぽは、子孫を残すために種を作る準備
をします。そうこれが綿毛なんです。この綿毛がだんだんと作られてくると、
外側の葉っぱが開き始め、それに伴って、花びらも上へと持ち上がっていき、
やがて、散ってしまいます。
そうすると横たえていた茎が再度起き上がってぴんとした状態となるんですね。
ちなみにこのころまだ綿毛は完全に出来上がっていません。
綿毛の完成
茎が立ち上がりぴんとした状態になると、綿毛はますます増え続け、
最終的にお月さまのように丸く仕上がります。そして風が吹けば、
いつでも綿毛は飛ぶ態勢となっているのです。
この流れを簡単に記録した動画がありましたのでみてみましょう!(※地面に横たえておきあがるところは収録されていません。)
その動画がこちら!
こんな風にして綿毛になるのか!と思うと感慨しました。
ちなみに花が咲いてから綿毛になるまでの期間はおおよそ2週間なんですね。
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たんぽぽが綿毛になったらどれくらい飛ぶ?
本題に入ります。
上記ではたんぽぽが咲いてから綿毛になるまでのプロセスを簡単に説明しました。
ではそのたんぽぽが綿毛になると、いったいどれくらい飛ぶのでしょうか。
その答えとは実は10キロも飛んでしまうんです!
たんぽぽは風速10メートルの風でなんと10キロも飛んでしまうほどの
能力を持っており、綿毛の数も比較的多く400もあるんだとか。
たんぽぽは冬に枯れてしまうというさだめを背負っているため、生存競争を勝ち抜くために多くの種を作り、綿毛として子孫を残します。
これは飛んでいくのはいいとしても、いったいどこに飛んでいくのか、
全く予想がつかないので、かずうちゃ当たる戦法を利用して、
子孫を確実に残す仕組みとなっているんですね。
植物の世界も人間の世界と同じで生き抜くためには大変ですね。
豆知識:たんぽぽの茎を折るとでてくるあのネバネバは?
ここでタンポポにまつわる豆知識を紹介します。
子供の頃たんぽぽを摘み取って、
たんぽぽの綿毛を息でふーっと飛ばす遊びをした方も多いのではないでしょうか。
僕も子供の頃よくしまして、たんぽぽの綿毛が風邪に乗ってどこか遠くに飛んでいくのが面白かったのを記憶しています。
その摘み取る際、茎からネバネバしたものがでてきて、なんで
出で来るんだろうと疑問に思ったことはないでしょうか。
そのネバネバの正体がなんであるか気になりますよね。
その正体とはずばり、乳液だったんです!
乳液と聞くと、化粧品を思い浮かべてしまいますが、そうではなく、
カビや細菌の侵入を防ぐために出されるもので、つまり傷口をカバーする役割があるんですね。
ちなみにこの液は人間にも昔から利用されており、
擦り傷が出来た際にはこれを患部に塗っていたんだそう。
さらにタンポポの中にはゴム質がふくまれているものもあり、
ゴムと言えば一般的に熱帯でとれるものなので、
逆に寒いところに住んでいる人々は入手できないですよね。ですので、代わりに
このたんぽぽからゴム質を採取していたんです。しかも根にも大量に
含まれており、中には1メートル超すものもあるそうで、
たくさんのゴム質を採取することが出来るんだそう。
以上たんぽぽにまつわる豆知識でした!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はたんぽぽの綿毛ってどれくらい飛ぶのかについてと、たんぽぽにまつわる豆知識を紹介しました。
その距離10メートル!
綿毛は風で飛んでいく以外に、動物の体に乗って移動したり、水に流されて運ばれるなどといいった方法で移動していきますが、必死の思いで、
ようやく子孫を残すことができるのって人間ではなく日頃よく目にする植物だけれど、ドラマティックで感動しました。
もしも映画化したら、ぜひともみたいですね。(笑)
それではまた!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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