かつてお殿様が居住していたお城。
今となってはお城は誰も住んでいなく、観光名所として多くの観光客が訪れています。
城の作りは立派なものが多く、しゃちほこがあったりと、
とても見応えあるものになっていますね。
そんなお城ですが、日本の各地にはお城があり、割と大きいので、どれが一番大きいものであるか、ご存知でない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は日本の城で大きいベスト3を紹介したいと思います。
(ただし、過去に全焼失したことがなく、現存するお城に限ります)
また日本のお城にまつわる豆知識も紹介したいと思います。
日本の城の大きさランキングベスト3!
みなさんおなじみであるお城。
ではいったい日本で大きい城はどのお城であるのか、ベスト3をさっそくみてみましょう。
第3位 松江城
まず第三位は松江城!こちらの大きさは、22.4メートルあります。
松江城は島根県松江にあるお城で、江戸時代に堀尾忠氏(ほりおただうじ)によって、
建てられました。
別名を千鳥城とも言い、そのように呼ばれるようなったのは、諸説ありますが、
このお城の南の方にある宍道湖には千鳥が多く生息していた説や、
千鳥破風という千鳥が羽を広げたような三角形の屋根が四方にある説などがあります。
また明治時代に廃城令により、城がなくなってしまいそうになる危機にみまわれましたが、
地元の人たちのおかげでなんとか天守閣だけ買い戻され、解体されずに済んだんだそう。
国宝に指定され、さくらの名所としても有名です。
第2位 松本城
第2位は松本城!その大きさは、約25メートルあります!
松本城は長野県松本市にあるお城で、戦国時代に小笠原貞友(さだとも)らによって、
建てられました。
岡山城、黒石陣屋と同様に別名を烏城と言い、いうまでもなく、烏のように黒い色をしていることから市民によって名付けられたんだそう。(ちなみに黒いお城は豊臣寄りのお城で、逆に白いお城は徳川寄りのお城なんだとか。
明治時代にこちらも競売にかけられ、解体の危機にみまわれるのですが、
地元の人たちによる必死の努力で、買い戻され、解体を免れるんですね。
国宝に指定され、2006年には日本百名城にも選ばれています。
第1位 姫路城
栄えある第一位は姫路城!その大きさは31.5メートルあります。
姫路城は、兵庫県姫路市にあるお城で、南北朝時代に赤松貞範(さだのり)によって、
建てられました。
別名をこれは知っている方も多いと思いますが、白鷺城とも言います。
なぜそのようによばれるようになったかは諸説ありますが、
白鷺がこのお城にたくさん住んでいたからだとか、
姫路城が鷺山というところにあり、かつ白漆喰で塗られていたからなどがあるんですね。
また幕末に新政府軍によって取り囲まれたり、太平洋戦争において焼夷弾が直撃しましたが、
城が建てられてから、大きな被害が出ておらず、今もなお現存していることから、
不戦の城ともいわれています。
1992年にみなさんもご存知の通り、世界遺産に指定され、国宝や重要文化財、
日本の城100選としても、指定されているんですね。
ちなみに余談ですが、小惑星の名前にもなっており姫路城の別名「白鷺(はくろ)城」と命名されました。
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逆に一番小さいお城は?
上記では日本で大きいお城ベスト3を説明しましたが、
逆に一番小さいお城は何であるのか気になった方も多いのではないでしょうか。
ではその小さいお城とは、備中松山城なんですね。その大きさは約11メートル!
一番大きい姫路城と比較すると、20メートルもの違いがあり、かなり小さいことが言えます。
備中松山城は岡山県にあるお城で、鎌倉時代に秋庭三郎重信(あきばさぶろうしげのぶ)によって
建てられました。別名を高梁(たかはし)城とも言い、岡山県高梁市にあることから
そのように呼ばれるようになりました。
竹田城と同様に、時期や条件によっては雲海に浮かぶ姿が見られることから、
天空の城とも評されるほど、その幻想的な景色はすばらしいものなんですね。その写真がこちら!
また備中松山城にはさんじゅーろーという名の猫が猫城主として、住み着いていますが、
元々は飼い猫で脱走した後、このお城で発見されたんだそう。飼い主は見つかったものの、
居ついてしまっていたことから最終的に観光協会に譲ることとなりました。
もし備中松山城を訪れる機会があったら、このネコちゃんがいるので、
よかったら見つけてみるのもいいですね。ちなみにさんじゅーろーという名前は
備中松山藩の藩士であった谷三十郎にちなんでいます。
豆知識:日本のお城の周辺に松が植えられているのは?
ここで日本のお城にまつわる豆知識を紹介します。
日本のお城のまわりの特徴として松が植えられているのをご存知でしたでしょうか。
もしかしたら、城によってその存在が薄れて初めて知った方も多いのではないでしょうか。
ではなぜ松の木が植えられているのかと言いますと、
籠城の時における非常時に食べられていたからなんですね。
何を作っていたのかと言えば、松皮の内側にある白い皮の部分を使用して作られる白い粉を麦粉などと混ぜ合わせて、餅をつくっていたんだそう。
このことは江戸時代より前の人たちには常識で、飢饉が起きた際には、
松の皮がよくはぎとられ、あちらこちらの松の肌がむきだしになっていたほど。
また松の皮のみならず松の葉にも栄養があり、戦国時代の武将たちは
それを食べて空腹を紛らわしていたんですね。
今となっては食べ物が豊富にある中、現在より前の時代を生きた人々は、
本当に食べるのに困っていた時があって、さぞかし大変だったろうなあと思うと同時に、
僕たちが生きる現代社会は非常に恵まれているので、
食べ物を粗末にしてはならないというのが改めて実感できました。
以上日本の城にまつわる豆知識でした!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は日本の城の大きさベスト3についてと、日本の城にまつわる豆知識を紹介しました。
現存する日本の城大きさベスト3は、
1位 姫路城 2位松本城 3位 松江城でしたね!
また一番小さいお城は備中松山城でした!
今よりも技術があまり発展しない中、立派なお城を作ってしまうのは本当に
すごいとしかいいようがないですね。
お城の中での生活はどのようにしていたのでしょうか。
それは実際に見ていないので、はっきりとはわからないですが、
こういう暮らしをしていたのかなと想像力を膨らませて想像してみるのも
面白いかもしれないですね!
それではまた!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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