広島にある有名な神社と言えば厳島神社と答える人が多いのではないでしょうか。
歴史の授業でも出てくるくらい、有名な神社の一つですね。
また松島、天橋立、宮島(厳島)と日本三景の一つとなっていることでも知られていますね。
そんな厳島神社ですが、厳島神社の鳥居が海の上にあることはご存知かと思いますが、
なぜ海の上に建てられたのか疑問に思ってる方も多いと思います。
そこで今回は厳島神社の大鳥居が海の上にあるのはなぜかについて紹介したいと思います。
また厳島神社にまつわる他の豆知識も紹介しますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
厳島神社について
本題に入る前に厳島神社のことについて説明したいと思います。
厳島神社は593年、豪族であった佐伯鞍職(さえきくらもと)によって造られたとされ、
その後平清盛によって現在とほぼ同じくらいの社殿が建立されました。
しかし、戦国時代に突入すると、戦乱の世の中となり、厳島神社は衰退の一途をたどりますが、
厳島の戦いのおいて毛利元就が厳島一帯を支配下に置き、厳島神社を崇拝したため、
再度厳島神社は勢力を増すことになるのです。
明治になって神仏分離が行われたことによって厳島神社は焼かれてしまう危機にさらされてしまうものの、厳島神社の宮司がそれをしないよう強く懇願したところ、なんとか焼かれてしまうことは
免れましたが、社殿の彩色が剥離することとなり、朱色から白色になってしまったんですね。
この状態は30年余り続き、1902年にようやく現在の色である朱塗りに戻り、
1996年にユネスコにより世界文化遺産に登録されました。
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なぜ厳島神社の鳥居は海の上に建っているのか?
本題に入ります。
海の上に鳥居が建てられていることで知られる厳島神社。
それではいったいなぜ海の上に建てられているのでしょうか。
その答えとは、陸地に建てるのはおそれ多いとされたからなんですね。
いったいどういうことかと言いますと、厳島神社がある厳島は古くから、島全体が
神聖なものとされていたたため、信仰の対象となっていたんですね。
そこに神社はつくるのはけしからんということで、陸地を避け海の上につくることになったというわけなんですね。
豆知識:厳島神社の床板は自由に外れる仕組みになっていた!?
ここで厳島神社にまつわる他の豆知識を紹介します。
厳島神社の床板はとある理由で簡単にはずれるのですが、どうしてそのようになっているのか
ご存知でしょうか。
その理由とは台風などの被害を受けないようにするためだったんですね。
厳島神社は海の近くに建てられているため、どうしても満潮になったときや台風がきたときなどは
被害をうけやすくなってしまいます。そこで床板に目透かしとよばれるすき間をつくり、
下からの水の圧力をできる限り少なくする仕組みをつくっています。
そして床板は釘で固定されていないため海水にひたってしまうと、いとも簡単に、バラバラに
はずれてしまいます。
しかしユネスコによって世界遺産に登録されているため、床板が外れるようなことはあってはいけないので、台風が来る前に、床板の上におもしをのせて外れないようにしているんですね。
ちなみに厳島神社の象徴的存在である大鳥居の構造は、実は海の底にちゃんと埋まっているのではなく、大鳥居を重くしていることによって固定されているんですね。
大鳥居の上の方にある横になっている木には穴があいており、そこにおよそ7トンもの石が
つめこまれているんです。そうすることで、より大鳥居が固定されるというわけなんです。
また大鳥居の足は二本足ではなく六本足なので、より安定感が増すようになり、
倒れにくくなっているんですね。
以上厳島神社にまつわる豆知識でした!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は厳島神社の鳥居はなぜ海の上にあるのかについてと、
厳島神社にまつわる豆知識を紹介しました!
鳥居が海の上にある理由がまさか島全体が信仰の対象となっているので、
そこにたてるのはおそれ多いという理由で海の上に建てられたとは夢にも思わなかったですね。
厳島神社のことを調べていたら、ますます厳島神社に行きたくなってきました。
歴史やつくりなどを調べてからいくことで、調べないで行くときと比べて、
やはり見方が断然に変わってきますので、非常に有意義なものとなりますね。
みなさんももし厳島神社を訪れる際は上記で説明したこと以外のことも調べてから、行かれることをおすすめします。素晴らしい旅行になること間違いなしです!
それではまた!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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