クラシックの音楽家で、おそらくほとんどの人が知ってるであろうベートーベン。
運命や第九といった数々の有名な作品を生み出し、現在でも彼が作った曲は愛されています。
彼がなくなって200年近くもたっているのに曲がいまだに引き継がれているのはすごいですね。
そんなベートーベンですが、音楽室で彼の肖像画が飾られているのを見たことあるかと思いますが、彼の表情はどこか険しい感じがしていたのをご存知でしょうか。
そこで、今回はなぜベートーベーンの肖像画は怒ってるのかについて紹介したいと思います。
またベート-ベーンにまつわる豆知識も紹介しますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
そもそもベートーベンはどんな人か?
ルートヴィッヒ・ヴァン・ベートーベンは1770年に声楽家であったヨハンと宮廷料理人であった母の娘との間に生まれました。
父は無類の酒好きで、稼いだお金をそれに使ってしまっていたものの、
祖父の援助によりベートーベン一家の生計は成り立っていたのですが、祖父がなくなると、一気に
生活が苦しくなって、彼はアルコール依存症におちいり仕事をやめてしまった父親に代わって、
家計を支えるために、掛け持ちをして仕事をしていたんですね。
そのかいあって、ハイドンにその才能を見出され、弟子入りすることを許可され、
ほどなくしてピアノの即興演奏の達人として、名を馳せました。
ところが、かねてからの持病であった難聴が悪化の一途をたどり、28歳の頃にかなり耳がきこえなくなり、絶望感にさいなまれますが、暫くして、やはり音楽が好きだから音楽の仕事をしたいという気持ちがでてくるようになり、無事音楽活動を再開することとなります。
その後交響曲第3番をつくるなど数々の名曲を作り出すのですが、
40歳を迎えたころ、ついに彼は全く耳が聴こえなくなってしまい、
神経的な腹痛や下痢にも悩まされたりしますが、それでもなんとか気力をふりしぼり、
交響曲第9番やミサ・ソレムニスといった作品を作り上げます。
そして1826年肺炎を患い、黄疸の症状もでてくるなど彼の体調はますます悪化していき、
1827年3月26日、肝硬変により56歳という若さでこの世を去りました。
[adsense]なぜベートーベンの肖像画は怒ってるのか?
本題に入ります。
音楽室などでベートーベンの肖像画があることはおなじみですが、
その彼の表情を見てみるとなにやら険しい表情をしています。このような表情ですね。
それではいったいなぜベートーベンの肖像画は怒ってるのでしょうか。
その答えは、朝食に出された大好物があまりにもまずかったからなんですね。
いったいどういうこと言いますと、彼はマカロニにチーズを和えたものが非常に大好きで、
よく食べていたのですが、肖像画を描く日にだされたものはよりによって、
あまりにもまずかったために、不機嫌な顔をしているというわけなんです。
また彼は変わり者としても知られ、気に入らないことがあると、家政婦さんにババア!とののしったり、腐った卵をなげつけたりするなどしていたんだそう。
今も昔も芸術家をみてみると、やはりいい意味でも悪い意味でも、変わった人が多いですね。
豆知識:ベートーベンの髪はなぜボサボサ?
ここで ベートーベンにまつわる豆知識を紹介します。
肖像画を見てみると、上記で説明した怒ってる表情の他にもうひとつ気になる点があります。
それは、彼の髪はバッハやモーツァルトといったほかのクラシックの作曲家と比べると、
髪がボサボサである点です。
いったいなぜ彼は髪がボサボサなのでしょうか。
その答えは、彼の自由な考え方を象徴したものなんですね、
一体どういうことかと言いますと、バッハやモーツァルトは実はかつらであり、それは
ルイ14世がかつらを非常に気に入っていたことに由来するもので、宮廷貴族もそれにならい、かつらをつけていました。そして彼らから援助を受けていたバッハやモーツァルトも援助を受けている身であったため、着用しているんですね。
一方ベートーベンは宮廷貴族からこういう曲を作ってほしいというのを嫌い、
自分で作って、その曲を聴きたい人にだけ聴かせるという独自のスタイルをとっていたため、そのスタイルが髪形にも表れているというわけなんですね。
こういうことは調べないとなかなかわからないものなので、このことを調べてみて、
非常にベートーベンの知識がより一層深まりました。
以上ベートーベンにまつわる豆知識でした!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回はベートーベンの肖像画はなぜ怒ってるのかについてと、
ベートーベンにまつわる豆知識を紹介しました。
まさかベートーベンが怒ってる理由が、家政婦さんが作ってくれた大好物がまずかったからなんて、夢にも思わなかったですね。
確かに自分の大好物がまずかったら、気分はよくないですが、
せめて肖像画を描いているときだけは笑顔でいてほしかったなと思いました。
想像を絶するほどのまずさだったのでしょうか。それだったら致し方ないかもしれません(笑)
それではまた!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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