ハゲタカという鳥はなぜはげているのか?豆知識も紹介!

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ハゲワシ 雑学

死んだ動物の肉を食べるハゲタカ。

その姿はハトやスズメなどといった可愛らしい鳥と比べると恐ろしいものがあります。

とは言いつつも中々お目にかかれない鳥なので、間近で見てみたいですね。

 

そんなハゲタカですが、頭部を見てみると名前の通り、はげていますが、

なぜだかご存知でしょうか。

そこで今回はハゲタカという鳥に関して紹介していきたいと思います

またあまり知られていない豆知識も紹介しますので最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

 

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 ハゲタカとは?

最初に言っておきますとハゲタカという鳥は存在しません。

ハゲタカというのは俗称であり、ハゲワシ類あるいはコンドル類の鳥全般を指します。

それでは順にみていくことにしましょう。

 ハゲワシとはどんな鳥か?

ハゲワシ

ハゲワシは死んだ動物の肉を餌としている鳥であり、英語では「Old World vulture」

と表記します。

生息地はアフリカ大陸からユーラシア大陸にかけて分布しています。

大きさは羽を広げるとおおよそ2、3メートルにも達し巨大!

 

ハゲワシの中でも一番大きいとされるミミヒダハゲワシはとても力が強く、

他のハゲワシたちが食べている獲物を横取りしてしまうほど。

 

 コンドルとはどういった鳥なのか?

コンドル

コンドルも死んだ動物の肉を主食としている鳥であり、英語では、

「New World volture」と表記します。

 

生息地は南アメリカやアンデス山脈。

 

その大きさは翼を広げると3メートルを越します。

世界最大級の飛ぶ鳥として知られるアンデスコンドルは、体重が15キロと、

鳥の中では重い部類にも入るにもかかわらず、なんと5時間以上にもわたり、羽ばたくことをせず、空を飛んでいるというから驚き。その距離実に約170キロ!!!

とてつもなくすごい鳥ですね・・・。

 

また「コンドルは飛んでいく」という曲やナスカの地上絵でもおなじみのように、

ボリビアやコロンビアなどといった南米では非常に大切な存在として人々から慕われています。

 

さらにコンドルはかつてインカ帝国の皇帝であったトゥパク・アマルが、

コンドルに生まれ変わったという伝説があるんだそう。

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なぜハゲタカであるハゲワシやコンドルといった鳥は頭がはげているのか?

頭部がはげていることで知られるハゲワシやコンドル。

ではいったいどうしてこのようになっているのでしょうか。

それは、食べ方に関係しています。

 

これらの鳥は表面をただ、つっついて食べているのではなく、破れたところに

顔をつっこむようにして食べているんです!そのため、羽があったのでは、

引っかかってしまって邪魔ですし、汚れてしまって汚らしくなっちゃいます。

 

そこで邪魔っかしいものを排除するという進化を経て、頭部がはげあがったというわけなんですね。

ちなみに食べ方によってはげ方に違いがあり、奥まで顔を突っ込むやつほど、

頭部がはげあがっています。

豆知識①チベットではハゲタカの鳥葬が行われている!

ここで豆知識を紹介します。

日本の葬儀では火葬が一般的となっていますが、チベットでは鳥葬というものがあるんですね。

あまり聞いたことがない方も多いのではないかと思います。

 

鳥葬とは、簡単に言うと、鳥を用いて行われる葬儀を指します。

 

まずはじめに、死者の魂を体から抜き去るため、僧侶がお経を唱えます。

続いて、「祈りの旗」と呼ばれるたくさんの旗が掲げられた鳥葬台へと運搬され、

職人によって肉も骨も細かくされてしまいます。

そして最後に死んだ人間の遺体はハゲワシやコンドルが食べることで、

供養されるんですね。

 

あまりにも衝撃的で残酷ですが、人間も生きているとき、ほかの生き物の命をたくさん頂いて

生きてきたので、今度は逆にほかの生き物に命を与えることで、いままで命をいただいてきた罪に対する償いとなるというわけなんです。

 

最初は鳥が人間を食べるなんてなんとむごいことを!と思いましたが、

人間はたくさんの命を奪ってきたからには、実にもっともらしいですね。

豆知識②:ハゲワシやコンドルが死肉を食べても大丈夫な理由

もう一つ豆知識を紹介します。

 

私たち人間は死んだ動物の肉を生で食べてしまうと、食中毒になってしまい、

命の危険にさらされ最悪の場合死に至りますが、

ハゲワシやコンドルは死肉を食べても全然問題ないんです!

いったいどうしてなのでしょうか。

 

それは、腸が非常に殺菌能力に優れているからなんですね。

 

とある調査によると、死んだ動物の肉を食べたコンドルの顔の細菌を調べたら、実に500種以上の細菌が検出されましたが、腸内においては圧倒的に少なくおよそ80未満の細菌しか検出されませんでした。

どうしてこのようになったのかは解明されていませんが、

腸内がとてつもなく殺菌能力が高いことがうかがえるのは確かなようです。

 

ハゲワシやコンドル恐るべし!

 

以上豆知識を紹介しました!

 

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まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はハゲワシやコンドルについてと、それらにまつわる豆知識を紹介しました。

 

生き物の体って実にうまくできていますよね。

もしかするとまだまだ私たち人間の体もアッと驚くような機能があるかもしれません。

それらが発見されて、何か大きな役に立つときが来るのでしょうか。

今後の研究に期待です。

 

それではまた!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

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