砂漠に生えているイメージのサボテン。
悠然とそびえたつサボテンの姿は西部劇ではばっちりあいますね。
また小さくて可愛らしいサボテンもあるので、
鑑賞用としてサボテンを家にかざっている方も多いのではないでしょうか。
そんなサボテンですが、サボテンにはとげがあることはよく知られていますが、
なぜとげがあるのかご存じでない方もおおいのではないでしょうか。
そこで今回はなぜサボテンにとげがあるのかについて紹介したいと思います。
またサボテンにまつわる豆知識を紹介しますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
サボテンとは?
本題に入る前にまずサボテンについて簡単に説明したいと思います。
サボテンは、サボテン科に属している植物で、主に北アメリカや中央アメリカに
生えています。漢字では仙人掌や覇王樹と書きます。
種類も多くなんと2000種類以上ものサボテンが存在しており、
とげの部分は実は元々は何であったのかというと葉だったんですね。
サボテンは16世紀に南蛮人によって日本に持ち込まれ、
ウチワサボテンの茎の切り口を使用して、畳や服の汚れをぬぐったり、
樹液を石鹸(シャボン)として利用してい為、「石鹸のようなもの」
ということで石鹸体(さぼんてい)と言われるようになったんです。
それがいつしか、なまってシャボテンとなってさらにサボテンへと変貌をとげました。
現在でも静岡県の伊豆にある伊豆シャボテン公園のように、
しゃぼてんという言葉を使用していたりします。
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なぜサボテンにはとげがあるのか?
本題に入ります。とげがいっぱいあることでおなじみのサボテン。
ではどうしてあんなにたくさんとげが生えているのでしょうか。
その答えは、水分をできる限り使わないようにするためだったんですね。
植物が水を多く必要とするのは、根から吸い上げた水分が葉でたくさん蒸発してしまうためなのですが、乾燥した土地に生えているサボテンは水がとても貴重なので、むやみに水分が出ていっては死活問題となるので困っちゃいます。
そこでそうならないように、他の植物と同じようにあった葉を変貌させ、針状にしたんですね。そうすると、表面積が狭くなって、水分の排出がかなり抑えられるようになり、無事乾燥地域でも生き続けられるようになったというわけなんです。
ちなみにサボテンの内側にたくさん水が蓄えられており、
水分排出量は1日わずか0.5~1グラムほどで、暫くの間水分を摂取しなくても、
生きていけるんだそう。ただこれは大きくなったサボテンに関していえることで、まだまだ若い小さなサボテンは水をあげないと、
一週間足らずで、しおれてしまうんだそう。
サボテンのトゲが刺さった時どうすればいいの?
わー!サボテンかわいい!
触ってみよう!イタッ!
トゲが刺さっちゃった・・・
こんな風にして、
トゲが刺さってしまった時どう処理したらいいのでしょうか。
とげが刺さると本当に気になりますし、そのとげが心臓にまで達して
死んでしまうのかと思う方もいるのではないでしょうか。
でもご安心を。とげはどんどん中に入っていかずそこにとどまるので、
心臓に達して死ぬことはありません。
ただとげが刺さったままの状態は、炎症をおこし、放置していると
腫瘍ができてしまうことも。
そうならないように、抜けやすいトゲは手でつまんでぬいて、
ぬけにくかったら、消毒した針や先が細いピンセットなどを
利用して抜き取ります。
それでもぬけないようでしたら、放置はせず、医療機関を受診しましょう。
豆知識①サボテンは実は食べられる!?
ここでサボテンにまつわる豆知識を2つ紹介します。
さぼてんは見ての通り外側がトゲだらけになっており、食べるなんて
もってのほかだと思うかもしれませんが、実は食べられるんです!
ノパルとよばれるサボテンの若い茎を使用して、いためたり、ゆでたり
あるいはメキシコ料理の定番であるタコスに挟んだりして食べられています。
さらにサボテンは繊維質やビタミンやミネラルといった栄養が豊富に含まれており、肥満や糖尿病二日酔いなどの予防にもなるんだとか。
また日本でもサボテンのトゲを全て抜き、それを焼いてできる
「サボテンステーキ」を作っているところもあり、
愛知県春日井市にサボテンステーキなどといった
サボテン料理を扱うお店がいくつかあります。
まさか食べることができて、なおかつ栄養もふんだんに含まれているとは
驚きですね。もし興味がありましたら、食べてみるといいですね。
豆知識②サボテンの中には20年かかって花が咲くものがあった!?
もう一つサボテンにまつわる豆知識を紹介します。
サボテンはトゲがあることだけでなく、
花が咲くということもよく知られていると思いますが、
サボテンの中には20以上年かかって、
花を咲かせるものあったのをご存知でしょうか。
そのサボテンの名前は、金鯱。大きさは1メートルほどと大きく、
丸い形をしているのが特徴。
名前の由来には諸説ありますが、なんでも中国から輸入されており、
その輸入した所の名前にちなみ金鯱といわれるようになりました。
では実際に金鯱の花が咲いた時の写真をみてみましょう。
その写真がこちら!
見事に鮮やかな黄色い色をしており、小さくて可愛らしいですね。
20年以上かかって花が咲くとは、20年前に生まれた子供が
大人になってしまうほど。
そんなサボテンが花が咲いたときとてつもなくうれしくなり、
感極まってなみだをながしてしまいますね。まるで我が子同然!
以上サボテンにまつわる豆知識でした!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はなぜサボテンにはとげがあるのかについてと、
サボテンにまつわる豆知識を紹介しました。
サボテンにとげがあるのは、
水分ができるだけ排出されないようにするため。
でしたね!
過酷な環境でも十分生きていけるように、人間のように考えることをしなくても、
自然と変貌をとげることができるのは、考えてみればすごいことですね。
人間もこの先どんどん進化していったら、どうなるのでしょうか。
気になるところです。
それではまた!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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