ぴょんぴょんはねるうさぎ。
その姿はとてもかわいらしいものがあり、見ているだけで、癒しを与えてくれ、
今やペットとしても、高い人気がありますね。
そんなウサギですがとある島に人間よりも数が多い島があるのはご存知でしょうか。
今回はウサギの島について紹介していきたいと思います。
ウサギの島はどこにあるのか?
たくさんのウサギがいることで有名なこの島は、大久野島と呼ばれ、広島県に属しています。
大久野島へのアクセスは広島県竹原市というところから出ている船を使用します。
だいたい12分で大久野島に到着するんですね。
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かつてはウサギの島ではなかった
今でこそ、ウサギの島として、人気があり多くの観光客がこの地を訪れていますが、
実は昔はこの地ウサギの島ではなかったんです。
それではいったいどんな島であったかというと、毒ガスの島だったんですね。
さかのぼること昭和初期。軍部はこの島でなんと毒ガスであり、太平洋戦争において使用した皮膚をただれさせるびらん剤や吐き気を催させる嘔吐剤などを製造していたんですね。
1929年からはじまり太平洋戦争終盤まで製造した毒ガスの量たるやなんと6600トン!
終戦まもなくして、日本の軍部が証拠を残さないために、海に毒ガスを捨ててしまいましたが、
進駐軍が毒の広がりを防ぐためにさらに毒を消し去る作業を行いました。
しかし、毒ガスの製造にあたっていた人は製造の際毒ガスが空中に飛び散り、
それを長期にわたり吸いこんでしまったり、太平洋戦争末期において日本は物資が不足しており、
毒から身を守る服を作ることができなかったなどから、後遺症に悩まされ、
今もなおその後遺症に苦しんでいるという実態があります。
ちなみにこのようなことがあったことを知らせるため毒ガスの資料館がたてられました。
どうしてウサギの島といわれるようになったのか?
以前は毒ガスの島として毒ガスを製造していた大久野島ですが、
なぜウサギの島になったのでしょうか?それでは、そうなるにいたった経緯をみていきましょう。
かつて戦中戦前においてウサギは大久野島で、毒ガスがどのくらい影響を与えるかを調べるため、いわば実験材料としてウサギが使用されていました。
しかし、そのウサギは、毒ガスの実験材料として使われていたため、
すべて殺されてしまい、今いるウサギは先祖の血を継いでいないです。
それではどうしてウサギがいるのでしょうか?
その答えは、大久野島の地元の小学校で飼育されていた8匹のウサギが、外に放たれ、
野生化し、それがどんどん繁殖を繰り返したことによって、たくさんのウサギのいる島へと変貌をとげたのです。
その数は2018年においておおよそ900羽をこえているとか。
さいごに
いかがでしたでしょうか?
今回はウサギの島について解説しました。
まさかウサギの島がかつて毒ガスの島であったとは驚きましたね。
たくさんのウサギがいるので、もし興味があったら、一度訪れてみるといいですね!
ぼくもぜひとも行ってみたいです。
それではまた!
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