かつて女子学生のド定番の制服となっていたものと言えば、そうセーラー服ですね。
最近ではいろんなデザインの制服が見られ、セーラー服を着ている女子学生は、
以前と比べるとあまりみられなくなってしまいましたが、個人的にやはりセーラー服の方がにとってもかわいいですし、まだまだ需要のある制服だと願います(笑)
そんなセーラー服ですが、セーラー服をよく見てみると、
襟が大きく作られてることはご存知でしたでしょうか。
そこで今回はセーラー服の襟がどうして大きいのかについて紹介します。
またセーラー服にまつわる豆知識も紹介しますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
セーラー服の襟はなんであんなに大きいのか?
セーラー服はみなさんおなじみの制服かと思いますが、襟の部分がどうして大きく作られているかについてはご存知ない方が多いのではないでしょうか。
ではいったいどうして大きく作られているのかと言いますと、それはセーラー服が水夫の制服だったことに由来するんですね。
セーラー服のセーラーは日本語に訳すと、船乗りという意味。
元々は船乗りさんの制服として、使用されていました。その船乗りのことを考えて2つの理由で襟が大きくなったといわれています。
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①服に汚れがつかない役割があった。
まず一つ目の服に汚れがつかない役割があったということについてですが、船乗りは当然長い間船の上で生活をするので、しばらく入浴することができませんよね。
そのため、髪も体も汚れてしまいます。この当時の船乗りの髪形はぶたのしっぽという髪を後ろに束ねるスタイルが主流でしたが、服はとても貴重なものでしたので、汚すわけにもいきません。
どうすればいいかと考えた挙句、襟を服の上にかぶせて服が汚れないようにしたんですね。
ちなみにスカーフは汗拭き用に用いられたんだとか。
②襟をたてて音を聞きやすくしていた
続いて2つ目の、襟を立てて音を聞きやすくしていたについてですが、がやがやしていると、
近くにいる人の声はかろうじて聞こえても、遠くにいる人の声は中々ききとれませんよね。
そうであっては困るので、襟をたてることでなんと遠くにいる人の声も聞けたんだとか。
自分でもやってみましたが、確かに、遠くの音や声が何もしてないときと比べると、
聞きやすくなってる感じがしました。うまいこと考えましたね。
以上の理由で大きな襟がとりつけられ、その名残が今のセーラー服にも、
残っているというわけなんです。
豆知識:セーラー服が女子学生の制服に採用された理由とは?
ここでセーラー服にまつわる豆知識を紹介します。
セーラー服が女子学生の制服に採用されていることはみなさんご存知かと思いますが、
なぜ女子学生の制服に採用されたのかわかりますか。
それには実はイギリスの国王と大正天皇が関係していたんですね。
では一体どういうことかと言いますと、さかのぼること1864年。
この当時イギリスの王子であったエドワード7世が水夫からもらったセーラー服を着たところ、
これがものすごく評判がよく、それを見た親御さんが、これはかわいらしいわ!
子供服にはぴったりだわ!と大いに喜んで、またたく間に子供の服として爆発的に人気が出ました。
一方日本では、1885年に大正天皇がセーラー服を着たことで、こちらもイギリスと同様親御さんのめをひくところとなり、大ブームとなりました。
やがてイギリスで仕立て屋さんだったピーター・トムソンという人が、女子学生のために、女の子向けのセーラー服を作って以来、女子学生=セーラー服というイメージの土台が築き上げられ、
どんどんセーラー服は広まっていくんですね。
以上セーラー服にまつわる雑学でした!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回はセーラー服の襟はなぜ大きいのかについてと、セーラー服にまつわる豆知識を紹介しました。
襟があることで汚れた髪で服が汚れないようにしていたとか、
襟を立てて遠くの人の声を聴くことができるようにしていたとは、思いもよらなかった多かったのではないでしょうか。僕もまさかそんな役割があったとは非常に驚きです!
それでもこの襟があるのないのとでは、あった方が、格段に魅力的に見えると思います。
水兵さんの制服に採用されたことに感謝ですね。
それではまた!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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