ね、うし、とら、う、たつ、み・・・
これを聞いて、思いつくものと言ったら、もうおわかりですね。

十二支!
大正解です!
子供の頃覚えて、今も全部ちゃんといえる方が多いのではないでしょうか。
僕も覚えた記憶はないのですが、なぜか全部言えます。
そんな十二支ですが、人間の身近にいる動物が入っていないことにお気づきでしょうか。
そうです、猫がいないんですよね。
そこで今回は十二支にはなぜ猫がいないのかについて紹介していきたいと思います。
また十二支にまつわる豆知識も紹介しちゃいますので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
そもそも十二支とはいったい何なのか?
みなさんおなじみの言葉である十二支ですが、そもそも十二支とはいったい何であるか
ご存知でしょうか。
十二支とは、古代中国にて誕生し、1年を判断するのに、ある惑星の動きに注目していたんですね。
その惑星というのが太陽系最大の惑星である木星なんですね。
木星は太陽の周りを12年かけて1周するので、天を12に分割して、それぞれに子や丑などの中国で数を表す漢字をあてはめていきました。これが十二支のはじまりとされています。
しかし、これだと学がない人たちは読めなかったので、そんな人たちにも読めるように、
誰もがなじみのあるものとして、王充(おういつ)という人が動物の漢字に変更したところから、
どんどん十二支は広まっていったんですね。
王充さんの民に対する優しさが、十二支をひろめることになったのは、
すごくいいことですし、ほほえましいことですね。
とっても思いやりがある人だったに違いありません。
[adsense]なぜ十二支にはネコがいないのか?
さて本題に入りますが、十二支には、身近な生き物である犬や鳥はいるのに、
ネコがなぜかふくまれていないですよね。
ではいったいなぜねこは十二支には含まれていないのでしょうか。
その答えは、ネズミにウソをつかれたからなんですね。
どういうことかと言いますと、日本の十二支が誕生したきっかけとして、
神様が動物同士で競争をしようと言ったという伝説にちなんでいるんですね。
ネズミはネコに本当の競争日時を告げずに、嘘の競争日時を告げられたため、
競争に参加することができず、そういうわけで、十二支から除外されてしまったとか。
ネコがすごくかわいそうでならないです。
しかし、このことで猫は当然ネズミに対してものすごく恨み、それからというもの、
ネズミを目の敵にして、追い回しているんだそう。
個人的にネコはネズミよりもかわいいので、逆のパターンだったらよかったですね。
ちなみに日本や中国以外にも十二支は存在していて、タイやベトナムでは、
うさぎのかわりにネコがはいってるんですね。
非常にうらやましい限りです。
豆知識:十二支にちなんだ今でも使われる言葉がある!
ここで十二支にまつわる豆知識を紹介したいと思います。
皆さんが使っている言葉の中には実は十二支にちなんだ言葉があったのをご存知でしょうか。
その中から3つほどピックアップして紹介したいと思います。
午前・午後
こちらはみなさんおなじみの毎日聞く言葉なのではないでしょうか。
この午という字は十二支ではうまと読み、午の刻は11時から13時をさしていたということで、
それの前だから午前、同様に後だから午後といわれるようになったんですね。
よく使われている言葉だけに、十二支と関係があったのは驚きです。
甲子園
続いて、高校球児の夢の舞台である甲子園ですが、こちらも十二支と関連があったんですね。
ではどういった関係があるのかと言いますと、
甲子園球場が作られたのは1924年3月11日。
当初甲子園球場はつくられる前は枝川運動場といわれていましたが、
この年が干支のはじめの年で、甲子(きのえね)とよばれる年であったため、非常に縁起が良く、それだったらこの言葉を使おうということで、甲子という言葉を用いて、
甲子園球場と名称が変更されたんですね。
確かにこちらのほうがいいことがありそうですし、響き的にもよさげな感じがします。
子午線
最後に子午線ですが、比較的日本標準時子午線の方で覚えている方が多いのではないでしょうか。
兵庫県明石市を通る東経135℃の線です。
この子午線も十二支に由来しており、方角を十二支で表したとき、
ちょうど北にある子と南にある午を結んだ線ということで子午線といわれるようになったんですね。
ちなみに東と西を結ぶ線のことをこれはあまり知られていませんが、卯酉(ぼうゆう)線と
言います。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は十二支にネコがいないのはなぜかについてと、
十二支まつわる豆知識について紹介しました。
僕たちが何気なく使っているものでも、一つ一つにちゃんと由来があるので、
それを調べるのはとっても面白いですし、由来もちゃんと知っていた方が、
比較的頭に残りやすいと思うので、もしよかったら、
皆さんも時間があるとき調べてみるといいですね。
面白い発見があることまちがいなし!
それではまた!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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