圧倒的な大きさをほこるクジラ。
クジラが小魚を丸呑みしてしまう様子や、勢いよく潮を吹く様子は実に豪快なものがありますね。
また哺乳類であるのに食用であることで知られており、クジラの竜田揚げは非常においしいです。
そんなクジラですが、クジラという名前はよくご存知でも、どういったものがいるのか
詳しくご存知ではない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はクジラの種類にはどういったものがいるのか、メジャーなものから、
マイナーなものまで、紹介したいと思います。
またクジラにまつわる豆知識も紹介しますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
クジラの種類にはどういったものがいる?
みなさんおなじみであるクジラ。クジラは現在わかってるだけでおよそ80種類ほどの数が、
確認されており、2つのタイプに分けられるんですね。
その2つのタイプとはヒゲクジラとハクジラ。
ヒゲクジラは名前の通り、ひげがあり、鼻の穴が2つあるのに対し、ハクジラは顎に歯をもっていて、鼻の穴は1つしかないんです。
ちなみにあのイルカも実はクジラに属しており、体長が4m以下のものをイルカと呼んでいます。
それではその中から5つ見ていきましょう。
シロナガスクジラ
まず、シロナガスクジラですが、動物の中で一番大きなものであり、全長20メートルで、
大きいものでは33メートルに及ぶものもあるんですね。
体重は80~190トンもの重さがあります。
若いシロナガスクジラは急角度から体を上昇させてジャンプするブリーチングというしぐさを頻繁に行い、ダイナミックな動きをみせるときがあります。またシロナガスクジラの寿命は一般的に人間の最大まで生きられる寿命と同じであり、120歳まで生きられるんだとか。
またシロナガスクジラは、もっとも大きな声で鳴く動物としても知られており、この声でコミュニケーションをするわけですが、なんと150キロ先にいる相手と会話ができるものなんだそう。
ちなみにシロナガスクジラの由来として、体を上昇させる際に白く見え、体長が大きいことを表すナガスがあわさってシロナガスクジラという名前になったんですね。
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ザトウクジラ
続いてザトウクジラですが、一般的な個体だと体長はおおよそ11~14m、体重は30トンあり、最大級の大きさだと19メートルに達することもあるんですね。
ザトウクジラの名前の由来はその姿が琵琶を担いでいる座頭に似てるところから、
名付けられたんですね。
ザトウクジラは日本でも見ることができ、沖縄や鹿児島の奄美大島、小笠原諸島で、
見ることができます。
マッコウクジラ
続いてマッコウクジラですが、マッコウクジラは一般的なオスの体長は16~18メートルあり、
それに対しメスは12~14メートルなんですね。オスの体重は50トンあるのに対して、
メスの体重はその半分の25トンしかないんだそう。
マッコウクジラの名前の由来ですが、マッコウクジラの腸内にある結石である竜涎香(りゅうぜんこう)が粉末状にした香である抹香の匂いに似ていることからその名が名付けられました。
ホッキョククジラ
続いてホッキョククジラですが、ホッキョククジラは体長18メートルで、重さが100トンという記録もあるほどの重量感たっぷりのクジラなんですね。
さらにこのクジラは大変長寿なクジラと知られており、なんと最大で200歳まで生きられるほど。長く生きられることから、それを人間にも応用ができないか研究されているんだそう。
ちなみに名前の由来ですが北極圏を生息地としていることから、
ホッキョククジラという名前が付けられたんですね。
ニタリクジラ
最後にニタリクジラですが、ニタリクジラは体長12~15メートルほどで、ほかのクジラにはない上あごに3本の線が入っているのが特徴。
日本でも見ることができ、高知県にある土佐湾を生息地としているんですね。
ニタリクジラの名前の由来として、ニタリと付いていることから、ニタリと笑うので、
そう名付けられたと思う方もいるかもしれません。ですが違うんですね。
ニタリとは似たりを由来としているんですね。
ニタリクジラは当初イワシクジラだとおもわれていたそうで、イワシクジラなのに、
ナガスクジラと似たような潮吹きをし、ナガスクジラと似通っているような背びれを所有しているというところから、いくつかのクジラと似ているので、その名がつけられました。
豆知識:クジラは肺呼吸なのに陸に上がるとなぜ死んでしまうのか?
ここでクジラにまつわる豆知識を紹介します。
クジラと言えば、我々人間と同じ哺乳類なので肺呼吸をしていますが、それにもかかわらず、
陸に上がると、あっという間になくなってしまいますよね。
いったいなぜなのかご存知でしょうか
その答えとは、体が極端に大きくなりすぎてしまったからなんですね。
クジラは水中では体重を支える必要がないので、水圧さえクリアできれば難なく水中でも生きることができ、そのために皮下脂肪を厚くすることで水圧に負けない体を作ることが可能となり、無事水中でも生活できるようになったんですね。さらに骨のつながりを弱めることで、どんどん巨大化していき、水中では問題ないのですが、陸に上がってしまうと骨格がしっかりしていなければ体を支えることができないので、その結果、肺が体重の重みで押しつぶされてしまって、すぐ死んでしまうというわけなんですね。
以上クジラにまつわる豆知識でした!
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回はクジラの種類についてと、クジラにまつわる豆知識を紹介しました。
クジラの中にはかなり長生きするものがいたり、かなり遠くにいる相手にも声を使って
コミュニケーションができたりするのには驚きでしたね。
今回5つほどしか紹介できなかったですが、このほかにもまだまだクジラはいるので、
興味がある方は他のクジラについても調べてみることをおすすめします!
調べてみることで思わぬ発見があるかもしれません!
それではまた!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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