日本一高い山と言えば、どこでしょうか?
富士山!
大正解です。日本人の誰もが知っているくらいかなり有名ですね。
高さも日本一でありながら美しさも完璧を誇りますね。
一度間近で見てみたいものです。
さて日本一高い山が富士山であることはかなり広く知れ渡っていますが、
日本一低い山は意外とほとんどの方がご存知ないのではないでしょうか。
そこで今回は日本一低い山はいったいどこにあるのかについて紹介していきたいと思います。
また低い山にまつわる豆知識も紹介しちゃいます。最後まで読んでいただけるとありがたいです。
日本一 低い山はどこにあるのか・・・?
日本一高い山があるのなら、日本一低い山も当然のごとくありますが、
インパクトがないためか、低い方はあまり知られていないという悲しい現実がありますね。
それではいったい、日本一低い山はいったいどこにあるのでしょうか。
答えは宮城県仙台市にある日和山(ひよりやま)なんですね。
その低さが驚くことなかれ、なんと3メートルしかないんです!
登るのに1秒もかからないじゃん!
本当にそうですね。山の概念が覆されます。
しかし、実はこの山ちょっと前までは2位だったのですが、あることがきっかけで1位となったのです。そのあるきっかけとは、あの多くの人が犠牲になった2011年に起きた東日本大震災だったのです。
どういうことかと言いますと、当初、日和山は高さ6メートルあったのですが、
それよりも低い山が存在し、大阪府大阪市にある天保山(てんぽうざん)という山が高さ4.53メートルとして、日本一低い山として認定されていたため、日和山が日本一低い山にはなれなかったのです。
ところが、2011年に起きた東日本大震災で日和山は消滅してしまったかと思われていたのですが、2014年に国土地理院が測定をしたところ、なんと消滅したかと思われていた日和山が津波によって浸食されてしまったものの、なんとか残り、3メートルという日本一低い山にうってかわってしまったのです。
こうして日本一低い山は高さ3メートルの日和山となったのでした。
ちなみに、秋田県大潟(おおがた)村にある大潟富士は、大潟富士という言葉だけに富士山よりも大きいと思った方もいるかもしれません。しかし実際は日和山よりも低いなんと0メートルで、
こちらのほうが日本一低いと思うかもしれませんが、大潟富士は様々な観点から、地図には掲載されているものの、国土地理院には
日本一低い山としては認められていないのだそうです。
また自然に作られた山で日本一低い山は、徳島県徳島市にある弁天山(べんてんやま)で、
その高さはかつての日和山よりほんのちょっと高い6.1メートル。
山を登るのに1分以内で登りきることができるとか。
かなり低い山なので登り応えはあまりないですが、
もし、近くを訪れる機会があったら、一度訪れてみるのもいいですね。
豆知識:勝負の分かれ目の意味で使われる天王山はめっちゃ低かった!?
スポーツでよく勝敗が決まる重大な場面のことをテレビでは天王山と言ったりしますが、
この天王山という山が本当にあったというのはみなさんご存知でしょうか?
天王山は京都府大山崎町(おおやまざきちょう)にあり、その高さたるや、270メートル!
天王山という名前からして、大きな山だと想像した方も多いかと思いますが、割と低めです。
しかしこの天王山、高さは低いですが、かつて大切な拠点となっていました。
さかのぼること1582年。京都で起きた山崎の戦いにおいて、この天王山が勝ち負けをきめる重要な場所となったのです。
太閤記によりますと、豊臣秀吉軍がこの山を明智光秀軍よりも先におさえたことによって、
豊臣秀吉軍が明智光秀軍を破ることができたことにちなみ、天下分け目の戦いという意味で使われ、それがいつしか、重大な勝敗の場面を表す言葉になったんですね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回は日本一低い山はどこなのかについて紹介しました。
その山は3メートルという衝撃的な低さである、日和山(ひよりやま)。
ちなみにこの山、自然にできた山ではなく人工的に作られた築山(つきやま)という分類に入ります。天保山も同じ築山なんですね。
自然のものにおいては、どうしても高いものや大きいものに、
意識が向かいがちですが、逆に低いものや小さいものに意識を向けてみると、
今までおもいつかなかったようなことがでてくるかもしれません。
よかったらほかにも調べてみることをおすすめします。
それではまた!
よんでいただきありがとうございました!
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