爽やかな笑顔で多くの人を魅了してきた俳優・田中健さん。
『俺たちの旅』では、“オメダ”役として多くの人に愛されました。

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そんな田中健さんですが『俺たちの旅』の印象が強い一方で、
他にどんな経験を重ねてきたのかは、意外と知られていないかもしれません。
ということで今回は、田中健さんの若い頃の活動を時系列で、写真や動画とあわせて紹介します。
知れば知るほど、あのドラマがもっと味わい深く感じられるはずです。
歌手デビュー、そして人生を変えた決断
― 1970年代・挫折の先にあった俳優への転機

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高校卒業後、田中健さんは博多のナイトクラブで約3年間、
演奏活動を続けました。
地道に音楽と向き合う日々の中で実力を磨き、やがてスカウトをきっかけに上京します。
1972年、「あおい健」の名で歌手デビュー。
デビュー曲「純愛時代」は、なんと阿久悠さんが作詞を担当しました。
デビュー曲にあの阿久悠さんが関わっていたとは、当時の期待の大きさが伝わってきます。
しかし、事務所の倒産危機という思わぬ壁に直面し、順風満帆とはいかない現実も経験します。
そこで田中さんが選んだのは、俳優への転身でした。
1974年、映画『サンダカン八番娼館』で俳優デビューを果たします。

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翌年には『青春の門』で主演を務め、

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そして運命の作品――
ドラマ『俺たちの旅』でおっちょこちょいだけど憎めないオメダ役を演じ、
一気にお茶の間のスターへ駆け上がりました。
【驚きのシーン】俺たちの旅でハラハラドキドキの一幕!
『俺たちの旅』のオープニング撮影。
実は現場は、想像以上の緊張感に包まれていました。
そのシーンとは、三人で肩車をするという、かなり無茶な場面。
撮影中、監督の「じゃあ肩車」の一声で、その場で即決したそうです。
一番上に乗ったのは田中健さん。
「高いし、正直めちゃくちゃ怖い…」と思いながらも、必死に踏ん張っていたとか。
真ん中の秋野太作さんは上下からの重みに耐え、
下の中村雅俊さんは二人分の体重を全身で支える大役を担いました。
そして、ハラハラドキドキの肩車のシーン――。
その場面に映っていたのは、笑顔・・・!
かと思いきや、
必死すぎて“すごい顔”になってしまった三人の姿でした。
本来であれば笑顔が求められるシーンだったそうですが、
怖さのあまり、笑うどころではなかったといいます。
しかし放送後、思いもよらぬ展開に。
なんとこの肩車を真似した写真が視聴者から数多く届いたそうです。
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若き田中健さんと、三人の本気が生んだ、忘れられない名シーンでした。
この肩車のシーンは今回初めて見ましたが、
思わず目を見張るほどの迫力があり、強く印象に残りました。
放送後に写真が数多く送られてきたというのも、
それだけ多くの人の心を動かした証だったのだと思います。
ほんの10秒ほどのシーンですが、この一瞬があったからこそ、
『俺たちの旅』をより好きになった人も多いのではないでしょうか。
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演技に深みが増した、俳優としての黄金期
― 1980〜1990年代・評価される実力
1983年には大河ドラマ『徳川家康』に出演。

それまでの青春スターのイメージを超え、歴史ドラマでも存在感を発揮します。
1993年、映画『望郷』では日本映画批評賞・最優秀主演男優賞を受賞。
俳優・田中健さんの実力が、名実ともに評価された瞬間でした。
さらにこの時期、彼の人生にもう一つの音楽が加わります。
南米旅行中に出会った民族楽器「ケーナ」。

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その音色に心を奪われ、1990年にはアルバム『スペース』でケーナ奏者としてもデビュー。
俳優と音楽家、二つの道を自然体で歩む姿が印象的でした。
多彩な活動と家族との時間
― 2000年代以降・変わらない情熱と穏やかな日常
2000年代以降も俳優業を続けながら、ケーナ奏者としての活動を本格化。
さらに茶道や華道といった日本文化にも親しみ、表現の幅を広げていきます。

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プライベートでは家族との時間を何より大切にし、
子どものお弁当を作ったり、愛犬と過ごしたりと、穏やかな日常を楽しんでいるそうです。

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そして2026年、映画『五十年目の俺たちの旅』で再びオメダ役としてスクリーンへ。
50年の時を超えて描かれる友情は、多くのファンの胸を熱くしました。
まとめ
今回は田中健さんの若い頃についてまとめました。
歌手としての挑戦、挫折を経た俳優への転身、
そして『俺たちの旅』で見せた、あの全力の一瞬。
若き日の田中健さんは、
いつも真っ直ぐで、全力で、その時代を駆け抜けていました。
だからこそ、今あらためて振り返ると、
ひとつひとつの作品や表情が、より愛おしく感じられます。
田中健さんの若い頃を知ることで、『俺たちの旅』という作品が、
これまで以上に心に残る存在になったのではないでしょうか。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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