海外昔話の定番と言えばシンデレラ。
子供の頃、アニメや絵本でシンデレラを見た方も多いのではないでしょうか。
人によっては、カボチャの馬車やガラスの靴はあこがれの存在だったかもしれません。
そんなシンデレラですが、実はシンデレラという言葉には意味があったのをご存知でしょうか。
そこで今回はシンデレラの意味は何であるのかについて紹介したいと思います。
またシンデレラにまつわる豆知識も紹介しますので最後まで読んでいただけると嬉しいです。
シンデレラのあらすじ
本題に入る前にシンデレラの内容を覚えてない方もいるかもしれませんので、
簡単に説明したいと思います。
①継母や義姉にいじめられる
シンデレラは、父親と二人暮らしでお屋敷に住んでいました。
母親はなくなっており、ずっとこのままではかわいそうだと思った父親は、
ある時再婚をし、トレメインという奥さんとドリゼラとアナスタシアという二人の姉が
やってきました。やがて父親が死に、トレメインは二人の姉のことだけをかわいがり、
シンデレラには愛情を注いでやりませんでした。二人の姉もシンデレラに対して召使のような扱いをするんですね。
②お城から舞踏会のお誘い
ある日お城から王子様のお妃選びをするために舞踏会を開催する旨の
招待状が屋敷に届きます。それをみた義姉たちは大喜びし、
シンデレラも継母に全ての仕事を終えたら舞踏会に行っていいという許しをもらいます。
全ての仕事を終え、ネズミや小鳥などにドレス作りを手伝ってもらうのですが、
残念なことにドレスは継母や姉たちに破かれてしまいます。
③魔法使いの力を借りる
そんな途方に暮れていたシンデレラのもとに魔法使いの妖精であったフェアリーゴッドマザー
が姿を現し、魔法の力でシンデレラをドレス姿に変えカボチャの馬車も用意してくれます。
ところが、その効力があるのは0時までと魔法使いに言われ、カボチャの馬車で王子様のいる
お城へと向かいます。
④王子様と出会う
お城についたシンデレラは、王子様と出会い、ダンスをして、
お互い恋に落ちます。やがて0時を知らせる鐘がなり、シンデレラは急いで
お屋敷に帰ることになったのですが、急いでいたためガラスの靴を片方だけおいてきてしまいます。
⑤シンデレラとの再会を果たす
シンデレラのことが気にかかっていた王子さまは、何としてでもシンデレラを見つけるため、
国中を探して見つけようとします。ところがシンデレラは継母によって部屋に閉じ込められてしまうんですね。それでもなんとかネズミの力を借りて部屋を脱出し、靴を手掛かりとして捜索していた王子様と無事再会を果たし、シンデレラと結婚して幸せな生活を送るのです。
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シンデレラの意味とは?
本題に入ります。上記ではシンデレラのあらすじを説明しました。
ではいったいシンデレラとはどういった意味があるのでしょうか。
その意味とは、灰かぶりのエラという意味だったんです!
つまり本名ではなくあだ名だったんですね。いったいどういうことかと言いますと、
シンデレラは英語で表記するとCinderellaとなり、cinder=灰という意味で、Ellaが本名というわけなんです。
シンデレラは継母たちにこき使われ、仕事の一つとして暖炉の掃除を任されていたのですが、
その際、灰まみれになって掃除をしていたため、継母たちにシンデレラと呼ばれるようになったわけなんですね。
シンデレラの原作は一部、内容が恐ろしいものだった!?
上記で説明したシンデレラはディズニー版のシンデレラですが、実は原作はグリム童話であり、
多くの方がご存知だと思いますが、割と残酷な話が多いんですね。
シンデレラもその一つだったんです!
ではどこが残酷な部分かと言いますと、
王子様はシンデレラを何としてでも嫁にするために、召使を遣って国中を捜しまわりさせます。
シンデレラのいる屋敷にきたのですが、最初は姉がでてきて、靴を履かせるのですが、
つま先がつかえてあわないということで、なんとつま先を切り落としてしまうのです汗
靴に足がはいったので、お城へと向かいますが、途中小鳥によって、この娘ではない、
本当の嫁になる人は屋敷の中にいるということで、再び屋敷へと引き返します。
すると今度は妹がでてきて、今度はかかとが入らないということで、
継母はかかとをナイフで切り落としてしまうんですね。
同じ繰り返しをして再び屋敷に戻ったあと
シンデレラが出てきて、靴を履かせたところ、ぴったりだということで、
王子様とシンデレラは結ばれるわけですが、結婚式の日のことも書かれており、またもや
恐ろしいことに、継母の娘たちが結婚式に呼ばれて、鳥たちに目をつつかれて
目が見えなくなってしまうということが書かれているんですね。
大人でさえ恐ろしいと思うのに昔の子供たちはこれを普通に読んでいたのでしょうか。
そんなことを思うとあまりにもぞっとします汗
現代においては絶対にアウトですね汗
豆知識:シンデレラは元々ガラスの靴ではなかった!?
ここでシンデレラにまつわる豆知識を紹介します。
シンデレラと言えば、ガラスの靴で有名ですが、元々ガラスの靴ではなかったというのを
ご存知でしょうか。
ではいったい何の靴だったのかと言いますと、毛皮の靴だったんですね。
ガラスのことをフランス語では「vair(ヴェール)」というのですが、
かなり前の時代では「シベリア銀リスの毛皮」という意味があり、かつては
高級品として扱われていたのですが、時代と共にその価値はさがり、ガラスよりも劣るということで、わざとガラスの靴と訳したのではないかと言われているんですね。
確かにガラスの靴の方が昔話として、しっくりくるので、逆に良い感じがします(笑)
以上シンデレラにまつわる豆知識でした!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はシンデレラの意味はどういったものかについてと、
シンデレラにまつわる豆知識を紹介しました!
シンデレラの意味は「灰かぶりのエラ」で、あだ名でしたね!
シンデレラがまさかあだ名だったとは、驚かれた方も多いのではないでしょうか。
英語からすると、あまりよくない感じとなってしまいますが、
日本語にすると、語弊があるかもしれませんが、
シンデレラの方が響きがいい感じがしますね!
ちなみに余談ですが、
ちょっと前にやっていたドラマ「アンサングシンデレラ」は、
縁の下の力持ちを意味するunsung hero(アンサングヒーロー)からきており、
主人公は男性ではなく女性ということで、「アンサングシンデレラ」となりました。
意味としては医療現場を陰で支えるものという感じです。
それではまた!
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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