参勤交代の目的は○○するためだった!?あまり知られていない豆知識も紹介!

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参勤交代 雑学
画像出典:ウィキペディア

大名たちを江戸と領土に交互で住まわせた制度である参勤交代。

あ、それ習ったことある!と思う方も多いのではないでしょうか。

歴史の授業で必ずと言っていいほど、でてくるもので有名ですよね。

 

そんな参勤交代ですが、参勤交代という言葉は聞いたことがあっても、

具体的にどんな目的があってそのようなことをしていたのかご存知でしょうか。

そこで今回は参勤交代について紹介していきたいと思います。

また参勤交代にまつわるあまり知られていない豆知識も紹介しますので、

最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

 

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 参勤交代とは?

参勤交代出典:ウィキペディア

では参勤交代についてもっと具体的に見ていきましょう。

参勤交代は、2年おきに各藩の大名たちが江戸に出向き、1年経過した後、領土へと帰ることができる制度です。その際、妻や子供を江戸に人質としておかなければならなというものでした。

 

江戸時代から始まったと思われがちですが、鎌倉時代において、

御家人を鎌倉に参上させたのが始まりと言われています。そして江戸幕府第三代将軍である

徳川家光公の時、制度化されました。

 

領土や江戸を行き来する際、大名が多数の配下の者を従えて歩く大名行列が行われていましたが、

この大名行列には大名の家臣だけでなく、医者や、鷹匠、茶の湯の家元なども従えていました。

とりわけ加賀藩においては多い時で4000人にも上ったんだそう。

 

また自国の大名行列において、庶民たちは道を譲って土下座をするのが一般的とされ、馬に乗っていたら降りなければなりませんでした。ただし、飛脚や産婆だけは道を横切っていいものと

されていました。

 

大名たち一行が通過する時、徳川御三家の場合は「下に、下に」と声を荒げ、

それ以外の藩の場合には、「よけろー、よけろー、」や「片寄れー、片寄れー」と言って、

道を譲らせていたんですね。

 

1日に平均6~9時間もの歩いていたとされ、その距離たるやおよそ30~40キロ

何らかの理由で遅れてしまっていた時には50キロも歩いていたんだとか。

 

1日でも相当の距離を歩くのにそれを毎日続けるのはかなりしんどいですね・・・

現代に生まれて本当によかったと思います汗

 

そして長いこと続いていた参勤交代は1867に行われた大政奉還によって、

終焉を迎えることとなります。

 

参勤交代の目的は何だったのか?

では参勤交代の目的はいったいなんだったのでしょうか。

 

簡単に言うと、それは幕府に対して反逆させないようにするためだったんですね。

 

江戸や領土を行き来する際、それまでにかかったお金は幕府が出してくれるのかと思いきや、

実は大名が全て負担を強いられており、過酷でした。ただあまりにも負担がおおきいので、

過度の財政難におちいってしまうことを防ぐため、できるだけ経費がかからないよう、

幕府が諸藩大名に通達をしています。

 

また妻や子供が人質にとられていたため、これも

謀反をおこさせないようにしたのではないかと言われています。

 

しかし、大名たちに反旗を翻さないようにしたものであると同時に、

江戸と大名たちの領土の間に文化的な交流が行われ、柏餅が全国にひろまったのは

参勤交代によるものでした。

 

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費用はどれくらいかかったのか?

諸藩大名たちに多くの負担をさせていた参勤交代ですが、果たしてどのくらい費用がかかったのでしょうか。3つの藩を例に見てみましょう。

 薩摩藩

九州を支配下に置いていた薩摩藩においては、江戸からかなり離れていたこともあり、

費用がものすごくかかっています。

 

移動距離は1700キロで費用はなんと17000両!!!

 

現在の価値に換算すると

実に17億円もの費用がかかっていました。

 

 

 鳥取藩

中国地方を支配下に置いていた鳥取藩も九州よりかは江戸に近いですが、

結構な費用がかかっています。

移動距離は、720キロで、費用は5500両!

現在の価値で、5億5千もの費用がかかっています・・・

 

 加賀藩

最後に石川県や富山県を支配していた加賀藩ですが、

移動距離は、480キロで、費用は約5300両。現在の価値で、

およそ5億3千万かかっていました。

 

これだけの費用が掛かっているのですから、いかに藩の財政をひっ迫していたところがあるのかが

よくわかります。

 

豆知識:参勤交代の大名行列の際、サクラが雇用されていた!?

ここで参勤交代にまつわる豆知識を紹介します。

参勤交代と言えば、やはり華やかな行列である参勤交代が有名ですが、

その行列にサクラが雇われていたのをご存知でしょうか。

 

サクラとは盛り上げ役で雰囲気をよくしてもらう人たちのことですが、

江戸を歩いていた行列の半分以上はこのサクラだったと言われています。

 

江戸周辺の街にいた渡りものとよばれる人たちに声をかけ、雇い入れ、宿場から江戸まで歩い

てもらい、役目が終わったら帰宅させるというものでした。

 

まさかサクラが雇われていたとは思いもよりませんでした!

 

以上豆知識でした!

 

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 まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は参勤交代とそれにまつわる豆知識を紹介しました。

 

参勤交代の目的は幕府に各藩が逆らえないようにするためでした。

 

今となっては飛行機や新幹線があるので、移動はかなり楽ですが、

当時はそんなものはあるわけもなく、徒歩や馬で移動しなければならず、

おまけに莫大な費用を強いられるのは、本当にきつかったと思います。

 

もしもこれが続いていたらと思うと、ぞっとします汗

現代に生まれて本当に本当によかったです!

 

それではまた!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

 

 

 

 

 

 

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