知性と品のあるたたずまいで、多くの人を惹きつけてきた吉行和子さん。
やわらかな物腰の奥にしっかりとした強さがあり、年齢を重ねるほど味わいの増す女優でした。
そんな吉行和子さんの元夫は照明家の秤屋和久さん。
舞台の世界で長く活躍した照明家として知られています。
ただ、二人の結婚生活は長くは続きませんでした。
そこには、吉行さんが後に明かした“ある本音”が関係していたからなんです!
今回は、吉行和子さんの元夫・秤屋和久さんの経歴や馴れ初め、離婚の背景、
そしてその後の人生について詳しくご紹介します。
吉行和子の元夫・秤屋和久のプロフィール&経歴
秤屋和久のプロフィール

出典:劇団民藝
- 名前:秤屋和久(はかりや かずひさ)
- 生年月日: 1930年9月5日
- 没年齢:87歳
- 出身地: 東京都
- 職業: 照明家
秤屋和久の経歴|舞台照明一筋で演劇界を支え続けた軌跡
秤屋和久(はかりや・かずひさ)さんは、劇団民藝で長く照明を担当してきた照明家です。
舞台の空気や見え方をつくる、いわゆる裏方の重要な役割を担ってきました。
秤屋さんは1962年に劇団民藝へ入団。
ちょうど照明部が立ち上がった時期から関わっていて、そのままずっと現場で舞台照明を続けてきました。
そこからは劇団の代表的な作品にも関わるようになり、
- 『アンネの日記』
- 『セールスマンの死』
- 『夜明け前』
などを担当。

また、1993年の上海人民芸術劇院との合同公演『東京の月』や、2007年の『双城冬季』など、
海外との共同制作にも関わっています。
2014年には日本照明家協会賞の特別賞を受賞。
長く積み重ねてきた仕事が評価されました。
吉行和子と秤屋和久の馴れ初め|劇団民藝で生まれた出会い
吉行和子さんと元夫・秤屋和久さんの出会いは、劇団民藝での活動の中にありました。
秤屋さんは舞台の照明を担当し、吉行さんは女優として同じ作品に関わっていました。
立場は違っても、稽古や本番の準備で顔を合わせることが多く、
その中で一緒に過ごす時間が少しずつ増えていったようです。
そして1963年、吉行さん28歳、秤屋さん33歳のときに結婚。
当時としては珍しく、結婚式や新婚旅行は行わず、かなりシンプルな形を選んでいます。
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吉行和子に子供はいない|選択としての“自由な生き方”
吉行和子さんには子供はいません。
もともと吉行さんは「結婚は人生経験の一つ」と語るなど、
家族や結婚という形に強く縛られない考え方を持っていたそう。
また、もともと一人の時間を大切にするタイプだったこともあり、
自分のペースを重視した生き方を続けてきました。
そのため子供を持つという選択も含めて、
無理に形にとらわれない自然な生き方を選んでいたともいわれています。
吉行和子と秤屋和久の離婚理由|語られなかったすれ違い
吉行和子さんと秤屋和久さんの結婚生活は、約4年という短いものでした。
気になる離婚理由についてですが、吉行さん自身ははっきりと語っていません。
ただ、結婚生活を振り返る中で「家の中に人がいることに耐えられなかった」と話しています。
そのため家に帰る前に喫茶店に立ち寄って気持ちを整えてから帰宅していたそう。

こうした日々の感覚や距離感の違いが、少しずつ積み重なっていった結果だったのかもしれません。
なお、離婚後、吉行さんは再婚することなく、生涯独身を貫きました。
本来、いちばん安心したい場所で気を張らなければならないのは、想像以上にしんどいですね。
外では頑張れても、家でまで心が休まらない日々が続けば、少しずつ疲れてしまうのも無理はありません。
秤屋和久の晩年|舞台照明に捧げた静かな人生と最期
吉行和子さんとの離婚後、秤屋和久さんは再婚し、新たな人生を歩んでいました。
再婚相手は陶芸家の苑子さん。
芸術の道を歩む者同士、支え合いながら穏やかな時間を重ねていたようです。
その後も舞台照明の仕事に情熱を注ぎ、長年にわたって演劇界を支え続けました。
華やかな舞台の裏側で、多くの作品を陰から支えていた存在でした。
表に立つ仕事ではなくても、その実力や誠実な仕事ぶりは高く評価され、
多くの現場で信頼を集めていたといいます。
そして2017年に膀胱がんで亡くなられましたが、最後まで仕事と向き合い、
自分らしい人生を静かに歩み続けました。
まとめ
今回は吉行和子さんの元夫・秤屋和久さんについてまとめました。
華やかな世界と、その裏側を支える仕事。同じ舞台にいながら、見えていた景色は
きっと違っていたのだと思います。
どんな関係でも、うまく噛み合う時もあれば、少しずつ距離が生まれてしまう時もあります。
理由を一言で説明できないことの方が、むしろ多いのかもしれません。
そんな“うまく言葉にできない時間”もまた、人の人生の一部なのだと思わされます。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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