2018年に惜しまれつつ亡くなった名優・大杉漣さん。
その温かい人柄と圧倒的な演技力で多くのファンに愛され、いまなお語り継がれる存在です。
そして今、大杉さんに再び注目が集まっています!
2025年7月5日放送の音楽特番『THE MUSIC DAY』では、
草彅剛さんが恩人である大杉さんへの感謝の想いを込め、形見のギターを手に斉藤和義さんと
『歌うたいのバラッド』を弾き語りで披露することが決定。大きな話題を呼んでいます
そんな名優・大杉漣さんですが、長年支え続けた奥さまについてどんな方だったのかと
気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、奥さま・弘美さんの人物像やおふたりの馴れ初め、さらには家族との心温まる
エピソードについても詳しくご紹介します。
大杉漣さんの奥さんはどんな人?
大杉漣さんの奥さんは、元女優の大杉弘美(おおすぎ ひろみ)さん。
現在は、大杉さんが所属していた芸能事務所「ザッコ」取締役を務めています。
芸能活動は結婚後に引退し、裏方として夫の活動を支える道を選びました。
弘美さんは、大杉さんが21歳、弘美さんが19歳のときに結婚。まだ大杉さんが無名の俳優だった頃から、生活をともにし支え続けてきた存在です。
事務所は、俳優3名とスタッフ3名で立ち上げた小さなチームからスタート。
今ではテレビや映画、舞台、CMなどで活躍する演劇出身の俳優たちが多く所属しています。
大杉漣の奥さんとの馴れ初め
大杉漣さんと奥さま・弘美さんの出会いは、舞台俳優を目指していた頃。
2人は「自由劇場」の養成所で出会い、やがて恋に落ちました。
当時の大杉さんは、役者の仕事だけでは生活が成り立たず、
音楽関係のアルバイトもしながら夢を追いかけていた時代。
そんな厳しい下積みのなか、ふたりは約9年間にもわたって同棲生活を送っていたそうです。
やがて、弘美さんの妊娠が発覚。
するとある日、大杉さんが帰宅すると奥さんから、
「籍、入れたから」と。
なんと、彼の知らぬ間に“サプライズ入籍”がすんでいたのです!
驚く大杉さんをよそに、入籍の理由はとても現実的なものでした。
出産一時金を受け取り、生まれてくる子どもとの生活に備えるためだったのです。
どこかドラマのようで、奥さんのしっかり者ぶりと、現実を見据えたたくましさが感じられます。
一方で、「籍入れたから」とサラッと言えてしまう行動力にも驚きますよね。
自由奔放でありながら、家庭を守る覚悟のようなものも伝わってきて、微笑ましいです😊
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大杉漣と奥さんのほっこりエピソード!
結婚後も夫婦仲は良好だったそうです。
大杉さんは「夫婦喧嘩になってもしばらく沈黙があれば、僕の方から『ごめんな』って言うんです」と
語っています。
また東京都内にある自宅では、近所の住民から「とても気さくなご夫婦だった」との
証言も!
ある日、水道が壊れた際には、弘美さんが「今、大杉が家にいるから呼んでくるね」と声をかけ、
大杉さんが自転車で部品を買いに行ったそうです。
名脇役と称された大杉漣さん。
家庭でもその姿勢は変わらず、奥様を主役として立て、陰から支える存在だったようです。
そんな2人の関係性は、どこか理想的で、心が温かくなるような夫婦像を感じさせてくれます。
大杉漣の子供はいる?
大杉漣さんと弘美さんの間にはお子さんが2人います。
大杉漣の娘
大杉漣さんの娘は大杉そらさんです。
パティシエとして活動されており、かつては「fritto(フリット)」というお店で勤務していたとのこと。
現在は神楽坂の「diritto(ディリット)」に店舗が移転しているとの情報もありますが、
今もそちらで働いているかは不明です。
大杉漣の息子
大杉漣さんの息子は、写真家・映像ディレクターとして活動する大杉隼平(ようへい)さんです。
カメラマンを志すきっかけとなったのは、東日本大震災の直後。
当時、NPOの支援活動に参加し、救援物資を届ける傍らで、原発から20キロ圏内の風景を撮影しました。
そのとき、「写真には、人の心を動かし、誰かの力になれる可能性がある」と実感し、写真の持つ力に深く魅了されたといいます。
この体験が、彼にとって「表現者として生きていこう」と決意する大きな転機になったそうです
。
また、生前の大杉漣さんからは「不安と向き合え」という言葉を受け取り、
「言葉ではなく姿勢で見せてくれた父に感謝している」とSNSで語っています。
現在は、「100年後に残したい感性」をテーマに、サンゴ礁や日本の伝統工芸を題材とした
表現活動にも取り組んでおり、芸術家や研究者たちとコラボレーションした展覧会にも
精力的に参加しています。
震災の現場で「写真の力」に気づいた隼平さんのまっすぐな想いが心に残りますね😊
また父・大杉漣さんの生き方を受け継ぎ、表現者としての道を歩む姿も印象的です。
言葉ではなく「姿勢で見せた父」との絆にも胸が熱くなります。
まとめ
草彅剛さんが大杉漣さんのギターを受け継ぎ、歌を捧げるという出来事がきっかけとなり、
再び注目を集めている大杉さん。
その陰には、若い頃から支え続けた奥さん・弘美さんの存在がありました。
名優を裏で支えた妻として、そして今なお映画業界で活動を続けるプロデューサーとして、
その生き方もまた多くの人の心に響くものです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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