水金地火木土天海・・・。
学生の頃にこの語呂合わせで太陽系の惑星の位置を覚えた人も多いのではないでしょうか。
以前はこれの最後に冥王星が含まれておりましたが、
10年以上前に準惑星になってしまい、惑星からは外されてしまいましたね。
ところで、地球のすぐ外側に位置する火星についてこんな疑問は思ったことはないでしょうか。
火星が赤いのはなんでだろう?熱いからなのかな?
今回は火星が赤い理由について解説していきたいと思います。
実は熱いからではなかった!
火星は天体顕微鏡を使用してみてみるとわかるように、
真っ赤に輝いています。
古代人も真っ赤な様子から「炎」「血」「争い」というイメージをしたそう。
そういうわけで、ヨーロッパではローマ神話に登場する戦いと農耕の神「マルス」という名前から火星を「マーズ」と呼ぶようになりました。
一説によるとメソポタミアで、その地域の軍神の名前がつけられた以降火星には各地域の軍神の名前をつかっているとか。
火星は見た感じが真っ赤であるがゆえに、非常に熱いと思いそうですが、
実は違うんですね!
火星の大気圧は地球の100分の1と非常に低く、大気の95以上が二酸化炭素であるものの、熱を保つことができないんです。
そういうわけで温度差が激しい過酷な状況となっています。
例をだすと、夏の昼間の赤道付近でおよそ20℃となり、
夜になると急激に下がりマイナス90℃まで下がるとか。
それ以前に火星は地球と比べると太陽からの距離が近くないため、
太陽から届くエネルギーがあまりありません。
そのため、地表の気温も0℃以下になります。
年間の最高気温も役20℃、最低気温は140℃以下となります。
ちなみに年間の平均気温は約40℃以下。
それではどうして、真っ赤に見えるのかといえば、
火星の地質に着目するとわかります。
火星の大地をおっている砂や岩はたくさんの鉄が含んでいます。その鉄が酸化して
赤さび(酸化鉄)ができるために、火星は真っ赤に見えるということなんですね。
また惑星は自ら光っているわけでなく太陽の光が反射して輝いてます。
このことにより、火星は見た目と反して寒い惑星ということが
お分かりになったかと思います。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回はなぜ火星が赤いのかについてお話ししました。
火星がまさか寒い惑星だったなんてと、驚きを隠せない方も多かったんじゃないかと思います。
僕自身もこのことを知ったときには非常に驚きました。(笑)
地球以外に住めるところとして、候補に挙がっている火星。
しかし、温度差がありすぎて、どのようにすれば、火星に住み着くことができるのか
非常に気になるところですね。
それではまた!
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