夜空にまるでカーテンのように映るオーロラ。
その様子は幻想的で非常にきれいですね。
実際にオーロラを見たことがなくても、テレビで見た方は多いんじゃないんでしょうか?
そんなオーロラですが実は意外にも太陽と関連があるのはご存知でしょうか?
今回はオーロラと太陽の関係性について解説していきたいと思います。
オーロラは太陽と関連している
夜空に緑色や赤色の光が煌々と映し出され、カーテンのようにみえるのがオーロラですね。このオーロラは実は太陽なしでは発生しないというのを皆さんはご存知でしたでしょうか?
オーロラの光はどのような仕組みで発生しているかというと、
電気を帯びた粒子が地球の大気に衝突することで生み出されています。
ではその粒子はいったいどこからやってきたのでしょうか?答えは太陽なんですね。
太陽のまわりを彩層とコロナとよばれる大気の層が取り囲んでいるのですが、
コロナは電気を持った粒子によって構成されています。
コロナは端に行けば行くほど太陽からの磁場や重力にあまり左右されないので、
コロナの一部は太陽から遠ざかっていき、宇宙空間に放たれます。
上記で述べたように、太陽から放たれた電気を持った粒子の集団を太陽風と言い、
1秒の間におおよそ300~500キロもの速さで宇宙空間を移動します。
これほどのスピードで移動してると、大量の太陽風の粒子が、地球とぶつかってしまいそうですが、実はそういう風にはならないようになってるんですね。
次の項目で説明します。
[adsense]太陽風の粒子が地球と衝突しないのは・・?
太陽風の粒子が地球と衝突しないのはなぜだかわかりますか?
それは地球の磁場によるものなんですね。
太陽風が地球の周辺に到達すると、地球の磁場によって、
進んでいる向きを微妙に変化させます。厳密にいうと、地球の磁場によって作成される磁力線にならい浮遊するようになります。
地球は太陽風がふきすさぶ中にあるので、その影響によって太陽と逆に位置する磁力線、つまり夜側の磁力線が長く横にただようになります。
その部分にシート状で熱いプラズマ(電離したガス)の密度が高く、
磁場が弱いプラズマシートというものが
作られ、太陽風として近づいてくる粒子の一部を貯蔵していきます。
プラズマシートに貯蔵された粒子は磁力線によって南極や北極周辺の空へと向かい、
そこで大気に衝突し、オーロラができあがるんですね。
とどのつまり、太陽風が地球に向かってくることにより、オーロラを見ることができるというわけなんです。
ちなみに、オーロラの元となる太陽風は地球以外の太陽系の惑星にも到達するため、
ほかの惑星でもオーロラを見ることができるんですね。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
今回はオーロラが太陽と関連があることについてお話ししました。
オーロラがまさか太陽と関連していたというのは驚きでしたね。
さらにほかの惑星でもオーロラがみられるというのは考えもつかなかったです。
一度でいいから、オーロラを生で見たいものです。
それではまた!
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